(1)酒の飲み方がヤバい

 田中さんは大人ですから、お酒を飲むことをとがめられることはありません。しかし、深酒をして泥酔し、永野さんの自宅に泊まったことで大騒ぎになっているわけですから、いい飲み方をしているとは決して言えないでしょう。『文春』の記事に掲載された事務所のコメントによると、事務所も田中さんの深酒を認めています。

 誰だってたまにはお酒を飲みすぎて失敗することはありますが、田中さんの場合、どうもそういうわけではなさそう。というのは、2020年8月13日号『女性セブン』によると、石原さとみさん主演のドラマに出演していた田中さんが、二日酔いのため、目が開けられないほどむくんだ顔で現場に現れ、石原さんにたしなめられたそう。同年9月4日には、泥酔してタクシー料金が払えず、警察に一時的に保護されたと報じられています。

 日本は「酒の席での狼藉は不問」と飲酒に変に寛容な部分があると私は思いますが、仕事において、お酒がはっきりと悪影響を及ぼしているのなら、せめて撮影期間だけでもお酒を控えめにする、もしくはやめた方がいいと思います。もし、お酒がやめられないというのなら、専門家の診断や意見を仰ぐ必要があるのではないでしょうか。

2019年にアイスクリームのイベントに出席した田中圭
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(2)20代の女性を“友達発言”がヤバい

『文春』の記者の直撃を受けた田中さんは、永野さんのことを“友達”と答えています。妻子ある40代の男性と、20代の女性が友達ってなんだよと苦笑するのは、私だけでしょうか。せめて俳優仲間とか後輩といった表現ができなかったものか。どうも田中さん、大学生気分というか、夫として父親として俳優として、自分の置かれている立場がわかっていない、オトナになりきれていない印象を受けます。

(3)情報源が田中さんの知人であることがヤバい

 記事内で、永野さんと田中さんの交際の経緯を詳細に語っているのは、田中さんの知人を名乗る人です。『文春』の記者に直撃された田中さんが交際の経緯などについて「何で知ってるの?」と繰り返していたことから考えると、本来なら2人しか知らない正確な情報が、『文春』サイドに流れていたと考えていいでしょう。

 上述した手つなぎ写真とともに、ハロウィンの際に永野さんと田中さんがぴったりと密着して取った写真も掲載されており、週刊誌はネタ元を明かしませんから推測の域を出ませんが、こういった誤解を招く写真を週刊誌に提供できるのは、2人に信頼されている人、もしくは携帯やパソコンに触れられる近しい人の可能性が高いと思われます。コンプライアンスが重視される世の中で、不倫の記事が出ただけで仕事に差し障りがでるかもしれないことは容易に想像がつきます。それがわかっていて、田中さんの知人なる人が写真や情報を提供したのだとしたら、田中さん、周囲の誰かに恨みを買っていやしませんかね……?

 不倫と証拠(写真)の流出と言えば、昔のことを蒸し返してなんですが、どうしてもベッキーさんを思い出してしまうのです。『週刊文春』がベッキーさんがお正月を当時既婚者だったゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音さんの長崎の実家で過ごした、つまり不倫関係だと報じましたが、ベッキーさんは質問なしの記者会見を開き、友人関係だと説明しました。

 しかし、『文春』はベッキーさんが自撮りしたとおぼしき、ホテルの部屋でくつろぐベッキーさんと川谷さんの写真と「(記者会見は)友達で押し通す予定」というようなラインのやりとりを掲載したのでした。動かぬ証拠をつきつけられたベッキーさんは不倫を認めざるをえなくなります。不倫に加え、嘘つきのイメージがついてしまったベッキーさんは、芸能活動を休業することになってしまいました。

 永野さんと田中さんの場合すでに写真が流出しているわけで、記事はこれで終わらず、人に見られたらヤバい、もっと破壊力のある証拠とともに第2弾、第3弾が出れば永野さんは“第二のベッキー”になるかもしれません。田中さんも不倫だけではない、他のヤバいことについての暴露がなされ、芸能活動に支障が出ることも考えられます。

 ひと昔前は、人気のある人のスキャンダルは不問な風潮がなくもありませんでしたが、今は人気者こそ、ターゲットになりやすい時代です。奥さまやスタッフなど周りの人を大事にできているか、自分の胸に手を当てて考えてみたほうがいいかもしれません。