Travis Japanの松田元太が、5月5日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に初登場。涙と笑いの感動回となったが、ある“ひとこと”がファンの間で話題となっている。
「入りたかった事務所」の表現
昨年、テレビ出演本数が前年の172本から434本に急増したTravis Japan(ニホンモニター調べ)。その勢いを支えるメンバーの1人である松田は、持ち前の天然キャラを全開させ、スタジオを笑いの渦に巻き込んだ。そんな中、プライベートな一面も明かされた。
「今回、家族が番組のために全面協力。自宅でTravis Japanのライブ映像を見ながら松田さんのうちわを手に応援する様子や、父親からの励ましのボイスメッセージ、これまで出演したメディア情報を祖父がすべて記録したという一覧も紹介され、家族の細やかな愛情が伝わってきました。
また、母親がどうしても伝えたいと綴った『息子を想う手紙』が朗読されると、松田さんは涙をこらえきれず……。視聴者の胸を打つ場面となりました」(芸能ジャーナリスト、以下同)
そんな心温まる展開のなかで、視聴者は“ある場面”に切なさを感じていた。
「松田さんは小学生時代、将来の夢を書き初めで書く課題に取り組んだ際、“入りたかった事務所の名前を縦にカタカナで書いた”と明かしていました。周囲が夢を“漢字”で書く中、ひとりだけカタカナだったことで上級生からイジられたそうですが、担任教師が“元太は夢を叶えるんだよ!”と一喝。強く背中を押してくれたというエピソードも紹介されました」
この「入りたかった事務所の名前をカタカナで」という表現に、ファンはネット上で
《公で口にしちゃいけない単語になったのか…》
《ジャニーズが無くなった悲しみを初めて感じた》
《切なくなっちゃった》

など複雑な思いをにじませている。「スタジオのしゃべくりメンバーもその瞬間だけは黙ってスルー。若干、スタジオの空気がひやっとしたのが印象的でした」というのは、さる芸能プロ関係者だ。
「2023年10月、旧ジャニーズ事務所は創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて解体が発表され、現在はSTARTO ENTERTAINMENTとして再出発を図っています。それ以降、例えば大型音楽番組でも『ジャニーズメドレー』とは言えず、『スタエンメドレー』などと置き換えられているのが現状です。
松田さんにとっても、誇りを持って目指していた“事務所の名前”だったはずですが、今ではタブーとなってしまいました。“カタカナ”としか言えないのが一層、切なく響きましたね」
時代の移り変わりを痛感させられる一幕だった。