毎田はその後、'22年に『妻、小学生になる。』(TBS系)で、石田ゆり子演じる人物の魂が入った小学生という難役を演じ、再び大絶賛を受ける。
「小学生、妻、母、3つの顔を演じ分けて、『ガラスの仮面』じゃないけど“暖乃、恐ろしい子!”と(笑)。'24年前期の『虎に翼』では主人公の娘役で再び朝ドラに出演しました」
第3位は「天才子役現る」
第3位は'06年前期『純情きらり』で有森桜子(成年期は宮崎あおい・39)の少女時代を演じた美山加恋(28)で21票獲得。昭和初期〜戦中戦後の激動の時代に、ジャズピアニストを目指して苦難に立ち向かうヒロインが感動を呼んだ。
彼女には「泣く演技が素晴らしかった」(北海道・45歳・男性)、「感情表現が豊か」(東京都・59歳・男性)などの声が寄せられた。
美山は本作以前の'04年、草なぎ剛主演ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』(フジテレビ系)に草なぎの娘・凛役で出演しブレイク。
「“天才子役現る!”みたいな(笑)。いつも敬語でしゃべる、いたいけな感じがよかった。そこから『純情きらり』では全然違う、おかっぱでやんちゃな女の子を演じていて。幅の広さに驚きました」
また、『ブギウギ』と同様、夢につながる第一歩も描かれた。
「納屋でオルガンを弾くシーンが印象的でした。朝ドラで子役が出演する期間は、初めの1〜2週間くらい。短い間でも記憶に残るのは、夢のきっかけが描かれるからなのかと思います」

第2位は、'96年後期『ふたりっ子』の双子姉妹、マナカナこと三倉茉奈・三倉佳奈(共に39)。茉奈が妹の野田香子役(成年期は岩崎ひろみ・48)、佳奈が姉の麗子役(成年期は菊池麻衣子・50)を演じた。
「ふたりのやりとりが自然で、演技に見えなかったほど」(茨城県・57歳・男性)、「子どもとは思えないほどふたりの息がぴったりと合っていた」(広島県・47歳・男性)などの声が寄せられ、59票を獲得。
「子役時代は8話しかなかったんですけど、ずっと出ていたんじゃないかと勘違いするくらい印象的。大石静さんの脚本で、昼ドラのようなドロドロワールドだったんですが(笑)。マナカナは可愛らしくて、一服の清涼剤のようでした」
放送時はマナカナブームが。
「紅白歌合戦で河合美智子さんがドラマ内の『オーロラ輝子』として出場した際にはふたりがオーロラ輝子を紹介したり。また、大人になった麗子の双子の娘として、終盤に再登場しました。少女期が人気になるともう一回登場するのも、朝ドラあるあるですね」