SNSでは今年の抱負を《全戦全勝》と掲げ、こう綴っていた。
《そろそろ内容にもこだわり、KOを魅せます。まずは怪我のないように。勝てばいいだけの試合では高いチケットを買って見に来てくださるお客さんに対して何も響かないので、今年は覚悟とリスクを背負って1人でも多くの人の活力になるように頑張ります。そして、選手としての前に人としての在り方。去年は上手くいかないことばかりで自分を見失なってた部分が目立ちましたが、決して投げやりになったり周りのせいにしないで精進していきます》(1月24日付、原文ママ)
そうかと思えば、後輩のレベルアップを喜んだり、将来はジムを運営して選手を育てたいなどと、選手の立場を忘れた“上から目線”も。
特にではなく、フツーに頑張っていた
「特に頑張っているような選手ではなく、普通に頑張っていたらしいです。“練習の虫”みたいな先輩選手はゴロゴロいますから、普通の実力で大口をたたくことはできないはず。SNSの投稿は、自分を奮い立たせるためか、カッコつけて言ったのかわかりませんが」(容疑者を知る格闘技関係者)
行仕さんのアパートには、愛用していたとみられるチャイルドシート付きのママチャリが残されていた。

宮城で遺体として発見された被害女性のアパート
「誰が何のためにやった事件かわからず怖かったのですが、容疑者が逮捕されて少しホッとしました。亡くなった行仕さんも、残されたお子さんもかわいそうです」(同じアパートの住人)
勤務先の保育園では、保護者から「面倒見のいい優しい先生」などと評判がよかったという行仕さん。佐藤容疑者は「人として」と語る資格があるのだろうか。