見ていてほっこりする」(埼玉県・50歳)

 3位にランクインしたのは『しあわせは食べて寝て待て』(NHK・火曜夜10時)。病気を抱えるさとこ(桜井ユキ)が家賃の安い団地へ引っ越し、薬膳料理や団地のコミュニティーを通じて心の傷を癒し、自分なりの幸せを見つけていくストーリー。

「満足」1位は大人の恋を描いた人気シリーズ

大家で隣人の鈴(加賀まりこ)と司(宮沢氷魚)をはじめ、登場人物が抱える問題もちゃんと描いて、それでいて季節ごとに薬膳の解説もしてくれる。視聴者も一緒にゆったりとした時間を過ごしている気持ちになるのでは」(津田さん)

 原作漫画はまだ連載中。ドラマの結末も注目されている。

約5年ぶりにTBSの火曜ドラマ『対岸の家事』で主演を務める多部未華子
約5年ぶりにTBSの火曜ドラマ『対岸の家事』で主演を務める多部未華子
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「ありがちなテーマだけどやっぱり染みる」(神奈川県・42歳)、「専業主婦と兼業主婦を安易に敵対させないのがリアル」(静岡県・41歳)

 2位は『対岸の家事』(TBS系・火曜夜10時)。多部未華子演じる専業主婦の主人公・詩穂、江口のりこ演じる隣人で兼業主婦・礼子、ディーン・フジオカ演じるバリキャリの妻(島袋寛子)を持つ育休中の中谷、それぞれの事情や人ごとではないテーマが毎話、繰り広げられていく。

 前出の神無月さんは、

このドラマのヒリヒリ感はすごい。毎回重いテーマだけど、詩穂は必ず自分の中で噛みくだいて納得できる落としどころを見つけるので、爽やかな後味のドラマになっているんですよね

 と太鼓判を押すが‥…。

「待ってました!」(福島県・55歳)、「2人の掛け合いが絶妙」(福岡県・44歳)

 視聴者を満足させたドラマ1位は『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系・月曜夜9時)。'12年に初回シーズンが放送され、'14年の続編から11年の時を経て小泉今日子、中井貴一のダブル主演を筆頭にレギュラー陣が欠けることなく集結。

 第1シーズンではアラフィフだった千明(小泉)もアラ還を迎え、和平(中井)は還暦を過ぎ定年を迎えている設定。時の流れがリアルだと話題で、

キャストの見た目が年老いた分、あの街が生きてそのままリアルにそこにあるという強烈な実感。マンネリでは?というネットの声が聞かれたりもしますが、むしろそれがいいと思うんです」(神無月さん)