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石破茂首相(撮影/週刊女性写真班)
米価格の高騰などで揺れる石破内閣。5月21日には「米は買ったことがない」の発言で炎上した江藤農林水産大臣が事実上の更迭となり、後釜には小泉進次郎元環境相が選ばれたが、世間からは《世襲議員に庶民の窮状がわかるのか》などと厳しい声もあがっている。
減税は「1年はかかります」
国民生活が厳しくなる中、今度は石破茂首相の“消費税発言”が波紋を広げている。
「5月20日に開かれた衆議院本会議で、物価高対策として消費税率の引き下げについての質問が飛びました。
それに対して首相は“全世代型社会保障制度を支える重要な財源であることや、高所得者にも負担軽減がなされ、物価高の影響を最も受けている低所得者への支援という意味では効率性に乏しいことなどから消費税率の引き下げは適当ではない”と話し、消費税を引き下げる意向はないことを明らかにしています」(経済アナリスト)

海鮮丼の食べ方が汚いと指摘された石破茂首相(『TBSNEWSDIG』公式YouTubeチャンネルより)
さらに、5月21日の立憲民主党・野田佳彦代表との党首討論では、野田代表が党の方針として“食料品の消費税0%”を掲げたと発言。
すると石破総理は「いっぺんに消費税を下げることだけが物価上昇対策だと私は思っていません」と、真っ向から反対した。
続けて、「消費税をゼロにするという、これスーパーの経営者の方に聞いてみてください」「1年はかかりますって。私はあちこちで聞いています」と、消費税を減税する際の手間やコストについて言及。
すぐにはできないと指摘したが――。