「6月から森田剛さんが主演を務める映画の撮影が始まるんです。本人はかなり気合が入っているようで、普段以上に台本を読み込み、役作りに励んでいるとか。奥さんの宮沢りえさんも自分のことのように喜んでいるそうです」(映画会社関係者)
旧ジャニーズ事務所でV6のメンバーとして活躍していた森田。近年は役者業が中心だが、彼が演じる役柄には偏りがあることで知られている。
「2016年に公開された初の主演映画『ヒメアノ〜ル』では平然と人を手にかける殺人鬼の役を怪演。この作品以降、多くの作品で陰のある犯罪者や恐ろしいサイコパス役を演じることが増え“悪役が得意な役者”として知られるようになりました」(スポーツ紙記者、以下同)
高い演技力に定評がある一方、こだわりの強い気難しい一面も持ち合わせる森田。
「2024年9月に放送された日本テレビ系のグルメ旅番組『メシドラ~兼近&真之介のグルメドライブ~』に森田さんがゲスト出演した際、“仕事の日は晩ごはんの1食”という独自ルールを理由にロケ中の食事を拒否。ほかにも番組内で“まったく家事をしない”と発言するなど、自我を貫き通す姿勢が垣間見えました」
“孤高の悪役俳優”というイメージの森田。そんな彼が、新たに演じる役は……。
「来年に公開予定のこの映画で、森田さんは内気でさえない漫画家の役を演じるそうです。映画のタイトルは『見上げてごらん』という原作のないオリジナル作品。カンヌ国際映画祭の『パルム・ドール』を獲得した是枝裕和監督も製作に関わり、主演に起用されたのも是枝監督の意向が反映されているといいます」(前出・映画会社関係者、以下同)
周囲に漏らした“仕事の悩み”

森田がこのオファーを受けるに至ったのは、彼自身が抱える悩みも大きかったようで、
「彼のもとには、今でも殺人鬼やサイコパス役のオファーばかり来るそうで、本人も“悪役の仕事ばかり来る”と、周囲に悩みを打ち明けていたそうです。そんな中、是枝監督サイドから、いつもと異なるタイプの役柄のオファーが来たため、即決で引き受けたと聞きました」
意欲作というだけでなく、森田の“悪役イメージ”を変える作品になるかもしれない。
「映画には武田鉄矢さんや森川葵さんらが出演予定。さらに現在、TBS系の日曜劇場『キャスター』で主演を務める阿部寛さんも友情出演します。全国100館以上の映画館で公開され、大きな賞レースを意識し作られるそうです」
この映画を配給する『GAGA』に問い合わせると、
「情報解禁前ですので、何もお答えできません」
とのことだった。
森田の新境地が開かれようとしている……!