育休中だから、誕生会をしてはいけないなんてことはありません。ただし、それをネットにアップした場合、その情報がどう解釈されるかは、見る側の判断にゆだねられてしまいます。ワンオペ育児に明け暮れる人も多い中、好感度が重要視される公共放送のアナウンサーの優雅なセレブライフを見せつけられたら、見ている側はどんな気持ちになるでしょうか。

 あげくに7年間も休んで職場復帰しないとなれば、厳しい意見が出ることも致し方ないでしょう。誕生会バッシングも今回の場違いに見える喪服も、根幹にあるのは「悪気も悪意もまるでないけれども、相手がどう受け取るかを考えない」という無邪気系のヤバさだと思うのです。

女として価値高く見られることが大事な三浦瑠麗

 かといって、人目を気にしすぎて自己アピールが強いと、葬儀という場ではヤバい人になってしまいます。

 2022年の安倍晋三元首相の国葬に参列した国際政治学者の三浦瑠麗センセイは、自らの喪服姿をインスタグラムにアップして話題となります。光の加減のせいでしょうか、お召しのドレスは黒ではなく紺色に見えますし、その上、腕、胸元、膝下、つまり服のほとんどが透けているのです。これは喪服ではなく、パーティードレスではなかろうかという疑問が浮かんできます。

 その一方で、トークハットと手袋というフォーマル度の高い、皇室の妃殿下方を思わせる上級者向けアイテムを着用しているところから考えると、服装に関する知識がなかったということは考えづらく、わざとスケた服をチョイスしたのではないかと、うがった見方をしたくなってしまいます。

安倍晋三元首相の国葬に“シースルーの喪服”に参加して炎上した過去も(三浦瑠麗のインスタグラムより)
安倍晋三元首相の国葬に“シースルーの喪服”に参加して炎上した過去も(三浦瑠麗のインスタグラムより)
【写真】ミニ丈にスケスケ…物議を醸した辻希美や三浦瑠麗の喪服姿

 瑠麗センセイと言えば、2023年3月7日配信の『女性自身』に、夫(当時)が業務上横領で逮捕される直前に男性と腕を組んだり、しなだれかかっての連日食事デートを撮られています。夫の一大事にようやるわ、というのが一般的な感想ではないかと思いますが、瑠麗センセイにとって大事なのは、自分がオンナとして価値高く見られることなのかもしれません。

 そういう生き方ももちろんアリですが、葬儀は自分の魅力をアピールする場ではなく、亡くなった方に最後のご挨拶をする場所なはず。こういう場では良識ある大人としてふるまったほうがいいのではないでしょうか。