「中村さんが演じる“みっちゃん”が本当によかったんですよ。リアルで自然で素敵でした」
主演の堺雅人が、そう太鼓判を押すのは、11月14日に公開される映画『平場の月』で共演した中村ゆりのこと。5月に開催された映画の製作報告会見の席で、堺にベタ褒めされると、中村は恐縮しつつも「堺さんはとにかく相手役のことを褒めてくださる印象があります」と、しっかり主演を立てていた。
映画『パッチギ! LOVE&PEACE』ヒロイン役で脚光
この秋、女優・中村ゆりの出演作が目白押しだ。10月13日からフジテレビ系で月曜夜10時に放送中のドラマ『終幕のロンド』。草なぎ剛が主演で、その“お相手役”に中村が抜擢されている。妻を亡くして男手ひとつで息子を育てるシングルファーザーを演じる草なぎと、大企業を経営する一族の御曹司に嫁ぎながらも消えない孤独を抱える女性を中村が演じている。
「関西テレビの制作で、草なぎさんの代表作とされる“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”に関わったスタッフが集まったオリジナルドラマです。丁寧に描かれた大人のドラマにとして評判で、そのヒロインを中村さんが好演しています。放送回ごとに、草なぎさんと中村さんの切ないやりとりや“距離感”がSNSで話題になっています」(テレビ局関係者)
10月16日からNetflixで配信中のドラマ『匿名の恋人たち』にも主要キャストとして出演している中村。小栗旬が大手製菓メーカーの御曹司役で主演。中村は心理カウンセラーでありつつ、主人公の親友でジャズバーのオーナー役を演じる赤西仁と一夜を共にする女性を演じた。10月22日には同ドラマのファンミーティングイベントが開催。そこで中村は、赤西との“濃厚なラブシーン”は撮影をしたものの、本編ではすべてカットされたことを明かして「どんなシーンだったかは、みなさんのご想像にお任せします」と、会場を盛り上げてみせた。
「同時期に公開されている話題のドラマと配信と映画に出演する中村さんは、今が旬の女優と言っていいでしょう。現在43歳ですが、女優として注目されたのは2007年に公開された井筒和幸さん監督の映画『パッチギ! LOVE&PEACE』でのヒロイン役。2004年に公開されてヒットした『パッチギ!』に出演していた沢尻エリカさんが辞退したので、オーディションで当時23歳だった中村さんが選ばれて、同年の複数の映画賞に輝きました」(映画業界関係者)
















