難波容疑者の詳しい生活ぶりなどを聞くため自宅のインターホンを鳴らすと、身内とみられる女性が「はいっ!」とハツラツとした声で応答。取材を申し出ると「申し訳ないですー、すいません」と切られてしまった。
監督が去った後の重量挙部部員は
東京・世田谷区にある重量挙部の練習拠点周辺を取材すると、難波容疑者が去った後の部員の様子がわかった。
「もし私が被害者だったならば、親に申し訳ないし、指導者なのにだましてひどいなと感じると思います。重量挙部の部員は今も黙々とバーベルを挙げ続けて頑張っていますよ」(体育会系の部に所属する1年生の女子)
別の部の3年生男子は、五輪のメダルなど高みを目指して重量挙部に入部した現役部員の心中を慮って言う。
「日大を選んだのは、ハイレベルな練習をこなして成長したかったからでしょう。はしごを外されたかたちですが、練習では声が出ていますね。バーベルを持ち上げるときに発する声や、サポートする側の掛け声は迫力があります」
部員は新監督のもとで活動を継続しており、昨年11月の全日本大学対抗選手権大会(インカレ)1部で団体優勝。苦難に負けず競技に集中し、結果を残した部員たちは立派というほかない。練習で流した汗はウソをつかないということか。容疑者がテニスで流したであろう汗とは明らかに異なる。