幹事長はフォローするも…
須藤氏は2023年11月に《もういい加減ワクチン接種を進め続ける理由はないでしょ》とXで投稿し、過去には国民民主党の立場とは異なる反ワクチンの姿勢を示し、原発にも反対していた。
この5月に須藤氏は国民民主党から出馬するにあたり、政策を見直したとし、
《1.原発について かつては否定的な立場でしたが、現在はエネルギー安全保障と現実的対応の観点から『安全性を確保した上での活用』は必要と考えています》
《2.ワクチンなど医療分野について『副反応への懸念』を発信していましたが、ワクチンの重症化予防効果等を含めて科学的根拠を否定する立場ではありません。党の『科学的知見と透明性重視』の方針に従います》
とXで表明した。
「反ワクチン、反原発の姿勢を変えたと言った須藤氏ですが、国民民主党の支持層の中には、いまだに彼の出馬に納得していない人も多いようです。6月20日には、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が定例会見で、須藤氏の過去の反ワクチンの主張について“専門家の方や(医師でもある同党の)福田徹衆院議員、玉木さんともいろいろな会話をされたようだ。大変素直に勉強されて、誤解のあった発言については反省をされた”とフォローをしましたが……」(全国紙記者)
山尾志桜里氏の参院選比例代表擁立をしようとしたことで、国民民主党の支持率が急落するという「山尾ショック」があったばかり。過去に立憲民主党で揉めた須藤氏なだけに、国民民主党は新たな“ショック”を生まないか懸念される。