目次
2025年6月20日、報復の死球を受けて乱闘寸前も味方を落ち着かせた大谷翔平(共同通信)
日本時間6月25日、大谷翔平が今シーズン27号の本塁打を放った。日米合わせて300本目のアーチを放つと、27日と28日にも2戦連発のホームランを放った。
漂っていた殺伐とした空気
「大谷選手は日本ハム時代に48本、メジャーリーグで254本のホームランを打ちました。メジャーリーグでもホームランを記録した日本人選手で通算300号本塁打を達成したのは松井秀喜さん、福留孝介さん以来3人目。ロバーツ監督は“すばらしいね”とコメントし、チームメートのベッツ選手も“乾杯か何か祝福をする”と宣言しました」(スポーツ紙記者、以下同)
めでたい節目の記録を達成する少し前。6月17日から20日にドジャースタジアムで行われたサンディエゴ・パドレスとの4連戦では終始、殺伐とした空気が漂っていた。
「同地区のライバル対決で選手もファンもエキサイトしていました。初戦でドジャースのパヘス選手が死球を受けると、翌日はドジャースの投手がパドレスの主力のタティス・ジュニア選手に死球。その直後に大谷選手が死球を受けました。審判団は次に危険なプレーがあったと判断したら、その選手と監督が退場処分となる『警告試合』を宣告。故意に当てられたうえ、警告試合を告げられたロバーツ監督は激怒。抗議して退場処分となりました」

ドジャーズのロバーツ監督から、娘のためにとピンク色の『ポルシェ』のおもちゃをプレゼントされた大谷翔平(球団の公式Xより)
のちに、ロバーツ監督はABEMAで配信された『おはようロバーツ』の中で「ただ選手を守ろうとしただけ。ショウヘイへの死球は故意だと思いました」と、心境を明かした。