明確な基準は「存在しない」
逮捕される可能性があるケースは、「継続的・常習的利用」「高額」「運営側との関与や勧誘」があった場合。
逆に逮捕されないこともあるケースは、「一時的利用」「低額」「悪質性・常習性がない」「運営側との関与なし」など。
オンラインカジノについては、その「頻度」と「賭け額」がキーポイント?
「頻度や金額について明文化されたラインはなく、明確な“基準”は存在しません。逮捕というのは、(1)逮捕の理由(罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由)、(2)逮捕の必要性(逃亡もしくは罪証隠滅のおそれ)が要件になっていますが、軽微な利用者であっても、これらの要件を形式的には満たしてしまうケースが多くあります。
結局のところ、実際に逮捕するかどうかの基準はない。悪質性・常習性・捜査に協力的かなどを総合しての判断となります」

フジテレビの山本賢太アナは同社社員からの紹介でオンラインカジノを利用。山本アナは書類送検、紹介した社員は逮捕(フジテレビ公式サイトより)
過去の例や報道を踏まえると、常習的利用(週に複数回・数か月以上の利用)、数十万から数百万円規模の金額で逮捕もしくは書類送検。それ以下の数十回・十数万円ほどなら事情聴取まで。
逆にサイト紹介や勧誘をした場合は、賭博幇助など、より重い罪に問われることも。
「原則は違法。オンラインカジノついては“いくらまでならセーフ”といったことはないと念頭に置くべきです」
芸能人やアスリートの利用によって、より目を向けられているオンラインカジノ。
この程度だったら……はありえない。