擁護派vs反対派
男は3月下旬、神社のメールアドレス宛に「原因不明の火災で全焼するぞ」などと記した文面や、燃えさかる炎の画像を添付したメールを数十通送りつけ、神社の業務に支障を与えた疑いが持たれている。
この逮捕をうけ、ネット上では“AI推進派”から、こんな声が上がっている。
《やっぱり反AIって過激派ばっかじゃん》
《AIに反対する人って、結局感情論で暴走するんだね…》
《AI擁護しただけで脅迫って、怖すぎるわ》
AIの利用に疑問を持つ人それ自体が、まるで犯罪者予備軍のように扱われはじめている。
「生成AIは非常に便利な一方で、悪用のリスクも実際に存在しています。例えば、著作権を侵害する恐れのある画像が生成されたり、“ディープフェイク”と呼ばれる技術によって、まるで本人が話しているかのような偽映像が作られ、フェイクニュースやフェイクポルノとして拡散されるケースもあります。誰でもAIを扱える時代になった今、こうした技術の乱用によって、社会的な信用や安全が損なわれる可能性が危惧されています」(IT系ジャーナリスト)
一方、だからといって今回のような過激な抗議行動が許されるはずもない。AIを「推進するか」「反対するか」という立場にとどまらず、今後この技術とどう向き合っていくかが問われている――。