
7月18日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の興行収入が、早くも150億円を突破。日本映画としては歴代11位となる快進撃を続けている。
夏休み期間とあり全国の劇場で満席状態が続いている中、8月2日から新たな入場者特典として『第3弾キービジュアル イラストボード』が、全国300万名限定で配布されることが発表された。
『鬼滅の刃』特典効果で前作超えも
リピーターが増加すること間違いなしだが、告知文が一部で混乱を呼ぶことに。
《入場者特典第2弾(“来場御礼”入場者特典としての第1弾))内容「キービジュアルの第3弾のイラストボード」日本語が難しすぎる》
《ややこしいけど結局特典第二弾であっていますか?》
映画公開に先駆けて発表された “第3弾”のキービジュアルを使用したイラストボードを新たに特典として配布するという発表だったものの、いろいろな数字が並んだことで理解に時間がかかったという声が多かった。
公開初日から配布された特典第1弾は500万人に配布されたものの即終了しただけに、それよりも配布数が少ない新たな特典は転売ヤーの標的にされそうだが……。
「即終了したとはいえ500万人分配布していることでレア度は低めとあり、フリマアプリでも500円前後で出品されているものが大半。サービスデーでも鑑賞チケットが1100円以上かかることを考えたら、転売目的のためだけに観にいく人は皆無では」(ITライター)
とはいえ、今回の特典が興行収入のブーストになるのは間違いなさそうだ。
「ライトなファンであれば1度鑑賞すれば満足でしょうが、『鬼滅』は熱心なファンが多いですからね。特典をコンプリートしたい層も多く、特典が配布されるたびに客足が伸びるのは間違いないので、前作超えも期待できます」(映画ライター、以下同)
2020年に公開され、興行収入404億円を記録した『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は特典が第6弾まで配布されたことも、人気を後押しした理由の1つだった。
「『無限城編 第一章』は夏休み効果もあり、前作より2日早く100億円を突破するロケットスタートを切っています。前作同様、特典が第6弾まで配布されるならリピーターも殺到するでしょうから、前作の404億円を突破するのも夢ではない」
『無限列車編』の主要人物である煉獄杏寿郎は“400億円の男”と呼ばれているが、『無限城編 第一章』の主要人物である猗窩座には“500億円の男”を期待するファンも多い。特典効果で、日本映画の記録を塗り替えるのも時間の問題?