「商品名や説明には、はっきりと《おもちゃ》《ドッキリ》《イタズラ》と書いてあり、あくまでも“ビックリおもちゃ”として販売されているようです。しかし、男性側からしたら本物の妊娠検査薬と本物そっくりに作られたおもちゃの妊娠検査薬の見分けがつかない人も多いでしょうし、こちらも妊娠詐欺に使おうと思えば簡単に悪用できてしまいます」(前出)
メルカリといえば、過去にもさまざまな問題が指摘されてきた。例えば、需要のある商品を買い占め、高額な値段で出品する“転売ヤー”問題。コロナ禍で一時品薄となったマスクの高額転売から大きく問題視されてきたが、“転売ヤー”対策は未だ十分とは言えない。先日もマクドナルドが販売する子供向けのセットメニュー「ハッピーセット」の転売が批判されたばかりだ。
メルカリに規制強化を求める声
他にも《購入した商品と異なる商品が届いた》《購入した商品が偽物だった》《高額な商品の返品に応じたら偽物とすり替えられた》など悪質な詐欺行為も横行している。こういった出品者と購入者間のトラブルに対して《運営は対処してくれない》という苦情もかつてSNS上で話題になった。
「メルカリも全く対処していない訳ではありません。例えば、コロナ禍でのマスクの転売問題を受けて、出品禁止事項に《新型コロナウイルスの影響に伴い、取引が禁止されている商品》という項目が追加されました。また、悪質な詐欺行為を防ぐため《偽ブランド品、正規品と確証のないもの》や《犯罪や違法行為に使用される可能性が高いもの》といった項目も出品禁止事項に定められています」(前出、以下同)
しかし、このような抽象的な事項は実際には証明するのが難しいという。
「今回のエコー写真も勉強用や観賞用だと言われてしまえば取り締まれない。妊娠検査薬もドッキリ用のおもちゃだと言われればそれまでです。禁止事項に定めているもののユーザーの良心に委ねられている部分は大きいと思います」
そんなメルカリに対して、ネット上では規制強化を求める意見が散見される。
《メルカリってまじで無法地帯だし犯罪の温床だよなちゃんと整備した方がいい》
《犯罪加担企業じゃんもはやメルカリ社自体を業務停止するべき》
《散々叩かれてるのになぜ無理やりにでも規制しないのか儲かればなんでもいい銭ゲバ企業》
手遅れになる前に早急な対応が求められる。