「出演した映画『国宝』の興行収入が100億円を突破。実写邦画作品の中で、興収が100億円を突破したのは、2003年に公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』以来で、22年ぶりの快挙を達成しました」(スポーツ紙記者、以下同)
ロングランを続ける『国宝』だけでなく、今年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』でも、主演を務めている横浜流星。劇中では蔦屋重三郎という大役を演じている。
「横浜さんは大河ドラマ初出演で、主演に抜擢されました。物語は江戸時代中期、吉原で生まれ育った蔦重は、貸本屋から書籍の編集を担う出版業を始め、のちに“江戸のメディア王”と呼ばれる存在になります」
撮影前に行われる稽古は、2024年5月から始まっており、すでに1年以上の重責を担っている。放送終了まで5か月をきった8月上旬、横浜は連日の猛暑にキャストやスタッフが負けないようにと、粋な差し入れを用意したようで─。
「横浜さんから、うなぎのおにぎりをいただきました。おにぎりの上に、うなぎの蒲焼きがのっていて、見た目も豪華でしたよ。片手で食べることができるので、撮影中には最適です」(NHK関係者)
おにぎりを販売するのは、都内にある、とあるうなぎ専門店。平日でも行列ができるほどの人気店だが、今回の件を聞いてみると、
「今までも何度か注文をいただいております。リピートしていただき、光栄ですね。毎回、100個単位で注文をいただくので、本当にありがたいです」(店舗スタッフ)
1個630円の“べらぼう”なおにぎり

美味しさの秘密は焼きダレと、仕上げのタレを変えていることだという。
「このお店のおにぎりは、国産のうなぎを使用し、炭火でしっかりと焼くことで、うまみが逃げず美味しいと評判なんです。1個630円と少々値は張りますが、現在のうなぎの相場を考えると、決して高すぎるということはないと思います」(グルメライター)
こだわりが詰まった“パワーおにぎり”だが、彼にも撮影時のこだわりがあるそう。
「出演者やスタッフに向けて、声がけをするより、行動で示すタイプなんです。自分のやるべきことを背中で見せたいという考えなんでしょう。今回も、連日ハードな撮影が続いている現場スタッフに精を出してもらいたいと思ったんでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)
第20話で登場した狂歌会のシーンでは、恋仲のふたりが仲を裂かれるつらさを、うなぎの蒲焼きにまつわる言葉を使って詠んでいた。江戸時代から高級食材として知られていたうなぎを、差し入れとして振る舞うというのも、彼なりの粋な心遣いだったのかも。