放送中のドラマ『19番目のカルテ』に出演中の俳優・清水尋也容疑者が、麻薬取締法違反の疑いで同居する女性と共に警視庁に逮捕された。都内の自宅で大麻の成分を含む植物片を所持しており、本人も容疑を認めているという。
TBS『日曜劇場』は出演者の不祥事が直撃
9月3日の午前4時半ごろ家宅捜査を受け、約2時間後の午前6時半ごろに捜査員に連行されるようすを各社が報じていることから、以前からマークされていたようだ。
清水容疑者は前日の夜にもInstagramのストーリーズを更新。『19番目のカルテ』の公式Instagramを引用する形で、共演するシンガーソングライターの岡崎体育とのショットにバスケットボールの絵文字と「打たせません」という文章を添えて、現場のようすを伝えていた。

「清水容疑者は映画『渇き。』で壮絶ないじめにあう役、映画『ソロモンの偽証』ではクラスメイトに恐怖を与える不良役。映画『さがす』は指名手配中の連続殺人犯と、若手では数少ない怪演できる俳優として、日本映画界には欠かせない存在です。今回の逮捕にショックを受けている業界関係者は多いでしょう」(映画ライター)
8月に放送されたトーク番組『A-Studio+』(TBS系)には、祖母と祖母の妹が登場。舞台挨拶のたびに祖母たちを招待。祖母らに“恩返しをしたい”という優しい一面が明かされ、好感度がアップしていただけに《祖母が悲しむよ》《たった1か月闇落ち展開は早すぎやろ》《ほっこりエピソード良かったのに》《おばあちゃん泣いてるぞ》と、祖母を心配する声すら上がっている。
「出演中の『19番目のカルテ』は7日放送で最終回を迎えます。清水容疑者のシーンはそう多くないものの、小芝風花さん演じるヒロインの同期の内科医役とあり、外せない存在。最終回は15分拡大となるだけに、これから清水容疑者をカットしながら違和感なく編集するのはかなり大変だと思います」(テレビ誌編集者)
名バイプレイヤーとして多くの作品に出演していただけに、人気作品の再放送や配信ができなくなる可能性も。
「同じく日曜劇場で放送された『海に眠るダイヤモンド』は神木隆之介さん演じる主人公の同級生役。NHK朝ドラ『おかえりモネ』では、清原果耶さん演じるヒロインの先輩となる若手気象予報士役という重要な役どころだけに、一時的に配信中止になる可能性は高いと思います」(同・テレビ誌編集者)
清水容疑者が出演していた『19番目のカルテ』が放送されていたTBS日曜劇場は、2作連続で出演者の不祥事に巻き込まれることに。
「前クールで放送されていた『キャスター』でヒロインを務めていた永野芽郁さんは、放送開始間もなく田中圭さんとの不倫疑惑が報じられ、その余波で一部シーンを再撮影することになりました。『19番目のカルテ』もこれから大幅な編集作業を行うことは間違いないでしょうから、日曜劇場は本当に不運すぎますよ」(制作会社関係者)
多くの作品に出演していた清水容疑者の逮捕の余波は、まだまだ広がりそうだ。