山下を乗せた飛行機はUターンする形で福岡空港へ。天候の回復を待って、すぐに出発できると思われたが……。
「現地の天気がなかなかよくならないので、福岡空港でずいぶん長く足止めをくらいました。いつまでたっても出発しないので、さすがにみんな、ぐったりした様子でしたね」(同・乗客)
福岡空港に到着して3時間後、ようやく飛行機が出発。しかし、行き先は上海ではなく羽田空港だったという。なぜ、また東京へ引き返さなければならなかったのか。日本航空へ問い合わせてみると、
11時間遅れで上海入りした山下は
「福岡空港から上海浦東国際空港へ再就航を検討しましたが、折り返し便の遅延時間幅と乗務員の勤務時間並びに休養時間を総合的に鑑み、羽田空港へ引き返したのち、乗務員全員の交代を行ったうえで再就航することを決定しました」
就業規則上、どうしても戻らなければならなかったようだ。午後11時2分に、ようやく上海へと出発し、到着したのは現地時間深夜1時過ぎ。当初の予定時刻よりも11時間以上遅れての到着となった。
想定外の長旅でさぞお疲れかと思いきや、
「開演時間になると『抱いてセニョリータ』のイントロとともに山Pが登場! いつもと変わらず軽やかに踊りながら歌っていました。言われなければ、そんなトラブルがあったなんて誰も思いませんでしたよ」(前出・ファンミーティング関係者)
会場いっぱいに詰めかけたファンに「旅は計画しない行き当たりばったり派だから、何が起こるかわからないのが旅の醍醐味!」と笑顔で語った山下。アクシデントすらパワーにかえちゃうところが、スターの証なのかも。