佳子さまならではの“気配り”
この日の佳子さまのコーディネートは秋らしさの中に、“ある気配り”が垣間見えたという。
「この日お召しになっていたシンプルなデザインのブラウスは手話をライフワークとされる佳子さまならではの気遣いが感じられました。手元が良く見える七分袖に加え、肩回りを動かしやすい肩にパットのないデザインのブラウスを選ばれたのは、開会式などで手話を用いることを意識されたからではないでしょうか。
濃紺のブラウスに、合わせていたのは白地に青から黒へと裾にかけて大胆なグラデーションが広がるフレアスカート。全体的に深みのある落ち着いたカラーリングで、秋らしさも感じられました」(前出・ファッションジャーナリスト、以下同)
すっかり夏から秋へと移り変わり、佳子さまのファッションにも季節感が漂っている。実は誰でも真似できる“佳子さま流・秋コーデ”のポイントがあるそう。
「ポイントは“2色に統一すること”。ベースとなる色を1色、そして差し色を1色に絞ることで、コーディネート全体にまとまりが生まれ、清潔感とエレガントさが引き立ちます。秋らしさを演出するには、次の2点を抑えておけばいいでしょう。
まず1つは上半身に深みのある色を取り入れること。佳子さまも鳥取ご訪問の際には、ブラウンのジャケットや濃紺のブラウスを選ばれていました。これだけでひと目で“秋らしい印象”を与えることができます。そしてもう1つは、“暗い色だけでまとめない”こと。小物やスカート、ワンピースなどに明るい色を加えることで、一気に華やかさが増すでしょう」
“佳子さまコーデ”はプチプラファッションでも十分に再現可能だという。
「ファストファッションブランドの『ユニクロ』や『GU』には佳子さまが着用されていたようなシンプルなブラウスが定番で揃っています。
また、スペイン発祥のファストファッションブランド『ZARA』なら青のグラデーションスカートのような印象的なデザインのお洋服が見つかります。仕上げに、バッグや靴の色を揃えると、より佳子さまらしい上品コーデが完成するでしょう」
佳子さまのコーディネートは皇族らしい上品さがあるものの、堅すぎずオフィスやお出かけなどの日常シーンでも取り入れやすい。秋服のお買い物の際には“佳子さまコーデ”を意識してみては――。