嵩役・北村匠海への思い

 そんな思い合う柳井夫妻に憧れる気持ちも?

「この先、もしそういう機会があるのであれば、私が尊敬する方に、自分もそう思われるように頑張りたい。そういうふたりってとっても素敵だなと、この撮影を通して思いました」

 嵩を演じた北村匠海とは6度目の共演となった。

「今回は幼なじみから夫婦になっていき、関係性も変わりました。以前は昔の彼女役とかでしたが、今までで距離感がいちばん近い役だったと思います。

 だからこそ、これまでに見てきた北村さんとは全然違う瞬間をいっぱい知れて。すごく大人びていて、何事もクールに俯瞰で見ていらっしゃる印象があったんですけど、意外とひょうきん者なんだな、と(笑)」

毎週月〜土曜、朝8時〜(NHK総合)ほか放送中
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 嵩役が北村でよかった。そう思う瞬間は多かったと振り返る。

「1年間撮影をしてきた中で楽しかった瞬間もたくさんあれば、やっぱり人間なので少し迷ったり、難しいなと感じる瞬間もありました。そんなときに“これってどう思う?”と聞いたことが何度もあり、一緒になって考えてくれたのですごく助かりました。

 いろいろとさりげなく助けてくださる方なので、そこはすごく尊敬できると思いました。本当に最初から最後まで、ずっと支えていただきました。あうんの呼吸?あったと信じたいです(笑)」

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キュンとしたシーンは?

「本当にいろいろありますけど。のぶの誕生日に自費出版の詩集をもらったときは、嵩さんなりにすごく考えてくれたサプライズで、キュンとしました」

 嵩は作詞家として成功しているからこそ“あり”なギフトだったけど、実際に自作の詩を渡されたら?

「確かにそうですよね(笑)。プレゼントされたことがないからわからないですけど(笑)。でもやっぱり自分のことを考えて、思って、書いてくれたものは、お手紙と同じだと思うので。それはやっぱりうれしいんじゃないかな」