「芸能人だから」と枠を狭めず、ありのままに生きる與真司郎 撮影/山田智絵
「芸能人だから」と枠を狭めず、ありのままに生きる與真司郎 撮影/山田智絵
【本人提供写真】AAA與の人生を変えたLA生活、タイでのプライベートショット

 歌詞は「今まででいちばん口が悪くなっちゃった」と笑う。

「僕のソロもAAAも、わりときれいな口調の歌詞だったんです。今回歌っていて、自分でも強いこと言うなあと思ったりしたんですけど(笑)。でも曲調も激しいのでマッチしてるんじゃないかな」

I just keep on coming back

 I just keep on coming back(何度でも立ち上がる)というフレーズも印象的だ。

周りから悪く言われて倒れてそのままだと、負けてしまう。僕も何回も立ち上がりました。ネガティブな人たちに人生をコントロールされるのは、本当にもったいないと思うんです。倒れても立ち上がって、感覚が合う人と助け合って、笑いながら生きられたらいいですよね

 来年春にはフルアルバムがリリースされる。すべてゼロからメロディーや詞を制作し、自分もプロデューサーになって作っただけに「1曲1曲、思い入れがすごく強くて、早く聴いてもらいたい!」と目を輝かせる。

「制作期間は2年半くらい。時間的にはもっと早められたんですけど、カミングアウトで精神的に曲が作れない時期があって。でもその期間があったからこそ、いろいろな曲が書けました。全体的にはメンタルヘルスアルバムのような感じかな。自分を見つめ直したり、前を向けるような曲が詰まってます」

 一般人からは特別な存在に見える芸能人。だが「僕の悩みもみなさんと一緒です」と言う。

「人間関係や恋愛、人と自分の比較……悩みってみんな一緒だと思う。なので、共感してもらえたらうれしいですね」