小泉進次郎大臣、裏金議員に言及

 自民党員以外からも注目の集まる総裁選。そんな中、立候補者の小泉進次郎農林水産相が言及した“党総裁選に勝利した場合の人事”が批判を呼んでいる。

「小泉氏は9月21日に記者団の取材に対応したのですが、そこで“裏金議員”の起用について“一度間違いをしてしまったことで一生活躍の機会がないのか”“その烙印を押され続けていくのか、このことが果たして本当によいことなんだろうか”と発言したのです。裏金問題は国民からすれば“ちょっと間違っちゃった”ではすまないことだと思うのですが……」(前出・政治ジャーナリスト)

 裏金問題で名前の挙がった議員は85名。その内39名に処分が下ったが、一定期間の党の役職停止や戒告などが主で、一番重い「除名処分」になった議員はひとりもいない。そもそも軽い処分な上に、暗に“今後裏金議員の起用もあり得る”と言っているような小泉農水相の発言。国民からは、

《一般企業なら即解雇レベルなのに、何言ってるの?》

《国民が苦しい中、自分たちの利益だけを優先し続けてきてまだ平気でこんな発言するのか……》

《むしろ一生烙印を背負って生きていって欲しいんだけど》

 などと反発の声が続出している。

 総裁選での議員票を意識しての発言なのか、本心からそう思っているのかはわからないが、この発言で国民感情が離れたのは間違いない。