
9月24日、NHK大河ドラマ『青天を衝け』にも出演経験のある俳優・遠藤健慎(けんしん)容疑者が麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。遠藤容疑者より先に逮捕され、9月22日付で東京地検によって起訴された清水尋也被告と遠藤容疑者が共同所持していた疑いが発覚。芸能界が再び騒然となっている。
『青天を衝け』で主人公の息子役を熱演
「警視庁の調べによると、遠藤容疑者は今年、東京の杉並区にある清水被告の自宅で清水被告とともに乾燥大麻を所持していた疑いが持たれています。報道によれば、警視庁は約8カ月前から内偵捜査を開始しており、遠藤容疑者が清水被告の自宅に少なくとも5回以上出入りする様子を確認していたそうです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
9月3日に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、9月22日付で起訴され24日に保釈を認める決定が出た清水被告。その逮捕の先に、また新たな“薬物容疑者”が発覚した形だ。
「2人は数年前から映画やドラマなどで共演経験があり、2018年の映画『ミスミソウ』などでも共演。遠藤容疑者が8月18日に更新したInstagramには、清水被告と仲良さそうに写る2ショット写真が投稿されています」

2人の“関係”が明らかになると、SNS上ではこんな声が。
《氷山の一角なんだろうな… 裏ではまだまだ出てきそう…》
《この調子でどんどん芋づる式で出てくるかな》
など、さらなる摘発を予想するコメントが寄せられている。芸能プロ関係者は語る。
「清水被告は取り調べの際、入手先については『言えません』とかたくなに口を閉ざしていましたが、清水被告の杉並区の自宅は事実上の“薬物ハウス”と化していた可能性が高く、ほかの関係者も出入りしていたことも考えられます。ただし、報道によると遠藤容疑者は『自分のものではない』と容疑を否認しているとのことです」
清水被告については、9月7日に最終回を迎えた日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)での出演シーンがカットされ、9月29日から放送スタートの連続テレビ小説『ばけばけ』の降板も決定。代役を立てて撮り直しが迫られた。その“俳優仲間”である遠藤容疑者とは一体どんな人物なのか。
「同容疑者は2009年から子役として活動を開始し、2016年の映画『がらくた』で初主演を果たしています。翌2017年には井上真央さん主演のドラマ『明日の約束』で連ドラ初レギュラー出演。物語のキーマン的な役どころで一躍注目を浴びました。
大河ドラマ初出演となった『青天を衝け』では、主演の吉沢亮さん演じる主人公・渋沢栄一の息子役を演じていました。そのときは、念願の初大河に『俳優としてこの上なく幸せです』とのコメントを残していたのですが……」
今回の事件、芸能界における薬物汚染の端緒になってしまうのだろうか。