フワちゃんは「テレビには出せない人」
また、9月3日に放送された『人間研究所~かわいいホモサピ大集合!!~』(日本テレビ系)で、伸び悩むテレビ番組の打開策として、元テレビ東京のプロデューサー・佐久間宜行氏が、やらかした人”や“普通だったらテレビに出られない人”を声だけで出演させることを提案。すると、出演していた伊集院光は「フワちゃんだよ、フワちゃん。フワちゃん呼ぼうぜ。フワちゃんが動物で出てたらさぁ、絶対話題になるって」と話し、画面には《※フワちゃん、いつでもお待ちしています》というテロップまで出た。
フワちゃんの復帰が近いのか……と思わざるを得ない状況だが、実際のところはどうなのか。民放でバラエティー番組を担当するプロデューサーに聞いてみた。
「結論から言うと、無理でしょう。理由はいろいろありますが、簡単に言うと、“テレビには向いてない人”だからです。彼女の持ち芸というかキャラは“失礼な奴”です。これまでもタメ口や上から目線のキャラを売りにしていたタレントはいましたが、その多くはあくまでキャラであって、わきまえなければならないところはわきまえ、失礼のさじ加減をちゃんとわかっていました。しかし、フワちゃんはキャラでなく“素”であって、失礼も度を超すことがたびたびありました。
彼女に注意するべきかどうか悩ましいところでもありましたが、その予定調和でない破天荒なところが面白くてウケていたのでね。もともとユーチューバーでしたから、ネットの世界では許されてもテレビでは許されないことが多い。大人なのでわかっていると思っていたのですが……。共演したことがある人たち、特に年配の人たちは、表立って口にはしませんが彼女に嫌悪感を抱く人もいました。視聴者もそうですが、もともと“潜在的アンチ”が多く、騒動をきっかけに一気に表に出てきた形です」
また、テレビでフワちゃんの名前が出てくるようになったことについて、
「普通は“観測気球”の意味合いがあり、局同士の様子見というところなんですが、フワちゃんに関しては違うと思います。企画会議で名前が出ることはないですし、キャスティングで名前が上がることも現状ありませんから、ただのシャレでしょう。もはや“フワちゃん”という単語がギャグになっているのでは」(同)
仲間たちがどんなに望んでも、テレビ復帰はまだまだ絶望的なようだ。