叶えられなかったライフプラン
また、叶えられなかったライフプランも、結婚を後押ししたという。
「今、47歳なのですが、45歳を過ぎたころに“もう子育ては無理だ、残念だな……“と思ったんです。でも、子どもが好きだったので、潜在的なところで子育てがしたいという思いがずっと根っこにあったようで、そんな中で出会った彼が、まるで高校生みたいな人だったんですね(笑)。もちろん大人ですし、しっかりしていて、作詞作曲の才能もあって……という人なんですが、本当に素直で。
子どもが親になんでも話したり質問したりするように、だいたいの大人が“言わなくていいか”と胸に秘めておくようなことを話してくれたり。あと、彼はずっと音楽の仕事一筋だったので、いわゆる社会経験というか、人間対人間の付き合いが少なかったんだろうなと思う部分もあります。だけど、そういうところも許せてしまうんですよね。そんなときにふと“子育てってこういうことなのかも”と思って。もしかしたら、それで結婚したのかもしれません(笑)」
TAKESHIと出会ってから、食生活にも変化があった。
「これまでは、仕事柄いわゆる評価の高い飲食店に行くことも多かったんですが、結婚してからは、今まであまり行くことがなかったチェーン店に行くことが増えました。『鳥貴族』とか『CoCo壱番屋』とか。食べてみたらクオリティーの高さにすごく感動して、やっぱり“お客さんが集まる”ってこういうことなんだと思って勉強になりました。」
入籍したのは2024年3月15日。
「当時、私が数社の社長をやってたんですね。なので、名前が変わると契約書を撒き直したり、業務に支障が出る可能性があったので、TAKESHIさんに相談したら“じゃあ自分が苗字変えるよ”と。何の迷いもなく言ってくれて、本当にありがたかったですね」
ちなみに、婚姻届の証人は?
「私たちが尊敬している音楽プロデューサーの方と鳥貴族の社長の大倉忠司さんです。お2人とも昔からお世話になっていて、大倉さんは彼がSUPER EIGHTの曲をたくさん作っていたのと、私も同じ飲食業界で仕事をしている中でたくさん助けていただいた方なので、お願いすることになりました」
では、これからどんな夫婦を目指していくか。
「出会った方々にとって“ギフト”のような夫婦でありたいですね」
結婚当初から“別居婚”をしているというふたり。10月21日発売の『週刊女性』では、夫婦対談が実現! 新婚生活やハワイ旅行の道中で起きた“珍事件”を、たっぷり語ってくれた。
園山夫妻、末永くお幸せに!