「元凶のくせに」消費税めぐり批判殺到

 そんな中、野田代表が14日に自身のXで「消費税負担軽減対策チーム」の立ち上げを発表した。

「これは食料品の消費税ゼロ化を中心に据え、5兆円規模の負担軽減を目指すというもの。来年4月からの実施を予定していて、国民1人あたり約4万円の効果を生むとのことです。野田代表は《責任ある減税》《あなたを守り抜く政治》を掲げ、《共に政治を取り戻しましょう》と呼びかけています」(前出・政治ジャーナリスト)

 しかしながら、かつて消費税の増税を主導した人物こそ、野田代表である。2012年の旧民主党政権時、当時5%だった消費税を8%、そして10%へと引き上げる方針を彼が決めたのだ。自ら引き上げた消費税を、今度は一転ゼロにするという野田代表に、世間からは批判が殺到。

「消費税負担軽減対策チーム」の立ち上げを発表した立憲民主党の野田佳彦代表(本人のXより)
「消費税負担軽減対策チーム」の立ち上げを発表した立憲民主党の野田佳彦代表(本人のXより)
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《そもそも増税したのお前だからな!》

《元凶のくせに何言ってんだ。ふざけるな!》

《だったら最初から上げんなよ!説得力なさすぎ》

 などの声が噴出している。

 中には《どうせ“消費税は下げるけど、ほかの税金上げます”とか言うんだろ》といった声もあるが――。トータルで暮らしが良くなるよう、消費税だけにフォーカスするのでなく、“責任ある減税”に取り組んでほしいと願う国民は多い。