当時を取材したベテラン・政治ライターによると、
「船田さんの妻・A子さんは当初、報道に対しても“離婚のリの字もない”“運命共同体”と離婚をキッパリ否定していましたが、夫と“不倫相手”はそう思ってはいなかった。3年後の1999年3月に離婚が成立すると、2人は5月に箱根で極秘挙式をしてすぐに婚姻届を提出。
また同月には、A子さんは船田家から追い出されるように、それまで就いていた作新学院副院長の座からも辞任しています。3人の子どもの親権はA子さんが持ち、慰謝料と多額の養育費も払われたことと思いますが、この“跡取り”と目された子どもも巻き込んだ略奪婚劇に、地元有権者は白い目を向けたものです」
親族経営のマンモス校理事長に
幼稚園から小中高、大学・大学院まで約6500名の生徒が学び、高校野球の甲子園大会の常連校で全国に名が知られる、栃木県宇都宮市にある『作新学院』。現在、親族から引き継いだ学院の学長職には船田議員、理事長を畑氏が務めている。
教育者に転身した畑氏の公式HPやインスタグラムには、ノーベル生理学・医学賞の本庶佑(83、ほんじょたすく)氏や、「IPS細胞」で知られる京都大学教授の山中伸弥(63)らとの対談も掲載。一方で再び政界入りも視野に入れているのか、自民党の政策提言への関わりも記されている。
作新学院「理事長挨拶」では、彼女によるこんな言葉が。
【“世界を変える、未来をつくる”という志のもと、経済格差や気候変動といった地球規模の課題でさえ「One Team」で乗り越えていける。そんな作新学院であり続けたいと願っています。】
夫の船田氏、そして高市・自民党が一番必要としているのは「One Team」であることを説いてもらいたい。