「毎日が楽しい」と思える撮影
撮影が始まって約半年が経過。朝ドラヒロインとして過ごす日々について聞いてみると、
「撮影に入る前、いろんな方から“大変だよ”“つらいよ”って言っていただいていたんですが、毎日がすっごい楽しくて(笑)。“まだ楽しいな”“あれ?まだ楽しいな”がずっと続いていて。自分の中でも“いつかはしんどくなるんだろうな”と思ってはいるんですけど、日に日に自分が強くなった気がして。
“こんなに私って体力あったっけ?”と思っています(笑)。ひょっとしたら、この作品を終えたとき、私は“体力お化け”になっているんじゃないかな(笑)。もしかしたら、いつかはしんどくなるときが来るのかもしれないですけども、それもいい経験のひとつとして楽しみです!」
今後のトキは、松江に英語教師としてやってきたヘブン(トミー・バストウ)と出会う。
「ヘブンさんとトキは、言葉や文化が違う難しさがすごくたくさんある中で、それをはるかに超える驚き、通じ合ったときのうれしさ、知らない文化を知る喜び……もっといろんな楽しいことが待っていると感じていきます」
トキが好きな怪談を通じて親睦を深め、やがて夫婦となっていく。
「ヘブンさんが素敵なのは、すごくいろんなものが見えているところ。自分の好きな日本という場所に来て、言語は違えど“好きなものは好き”と言えるその強さ。逆に“嫌い”って言える強さも持っていて。すごく怒るし、楽しいときはすごく笑ってるし(笑)。
一見、自由奔放な一面もあるんですが、でも私はそこの中に、絶対に“自分の正義”というものがあると感じていて。怒るのは誰かを守るため。そして、それをトキも見逃さない。表面上のものじゃなくて“この人は何を考えているんだろう?”と思考をめぐらせたときに共感ができたり、そこから逆に“守りたい”という感情が生まれていくんだと思います」
怪談は好き?
「昔から父が怖いものやホラー映画が好きだった影響で、私も好きです。お化け屋敷とかも(笑)。でも(モデルの)小泉八雲さんが描く怪談は怖いだけではなく、人の欲や愛情……いろんな感情が組み込まれていて。私はそこが、物語としてすごく好きです。小泉八雲さんの作品で言うなら『雪女』も『おしどり』も好きです」











