批判が殺到した共同通信掲載の高市首相の“変顔”写真(共同通信公式Xより)
批判が殺到した共同通信掲載の高市首相の“変顔”写真(共同通信公式Xより)
【写真】田原総一朗のテレ朝・プロデューサー長女が公開した親子ショット

 一連の騒動に「田原さんやBS朝日だけの問題ではありません」とは、メディア事情にも詳しい政治ジャーナリストの見解。

「自民党総裁戦から首相指名選挙を通して『モーニングショー』コメンテーターの玉川徹氏(62)然り、『報道ステーション』の大越健介キャスター(64)然り、総じて高市さんに対するきびしい意見が目立つ、“高市下げ”ありきとも受け取られかねない報道姿勢でした。

 BS朝日、もとよりテレビ朝日にしてみれば、高市さんを表立って“口撃”してくれる田原さんは便利な存在なのでしょう。辻元さんでさえドン引きする問題発言なのに、これをカットしなかったのは番組側も、高市批判をしすぎて感覚が“マヒ”した結果なのかもしれません」

論点は発言自体ではなくテレ朝の報道姿勢

 そんな“高市下げ”は視聴者にも見透かされているようで、SNS上ではBS朝日、テレビ朝日の報道に呆れる声も。

《田原氏の失言だけど本当の問題はBS朝日だよ。録画して放送したんだから確信犯。免許取り消しレベル》
《田原さんの発言は確かに行き過ぎがありますが、最早論点は発言自体ではなくテレ朝の政治に対する報道姿勢なっています》
《91歳の老人を起用してまで高市さん下げに 勤しむテレ朝にはうんざりですよ》
《高市下げに必死のテレ朝、玉川といい これでは 田原総一朗の発言での謝罪も反省の意は無く、取り敢えず謝っておこうと言う感じですかね、テレ朝さん》

 10月24日、BS朝日は「田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断」として、放送休止から一転して『激論!クロスファイア』の終了を発表した。同じく田原氏が司会を務める同局『朝まで生テレビ!』は放送予定とのことだが、ジャーナリスト人生の潮時を迎えているのかもしれない。