映画やドラマなどで、スポットライトを浴びて輝く主役たち。しかし、その輝きを際立たせる役目を担うのが“バイプレーヤー”たちだ。時には主役の味方として力になり、またある時は敵として主人公の魅力を引き出す─。俳優としての実力がなければ成り立たない“バイプレーヤー”だが、そんな俳優が主役を演じたらどんな芝居を見せてくれるのだろう。
そこで今回「主役を演じてほしい名バイプレーヤーは?」というアンケートを、全国30代~60代の男女300人を対象に実施。どのような女性脇役が選ばれたのか?
主演俳優といってもおかしくない顔ぶれ
1位から4位まで、僅差になっているが、25票で2位に並んだ、小池栄子(44歳)と木村多江(54歳)を見ていこう。小池に対しては、「主演作品ですが、『新宿野戦病院』が大好きです。この人は華もあるので、脇役より主演のほうがいいなと思いました」(大阪府・男性・62歳)
「安定感と安心感があり、どんな役柄でも期待して見られそう」(神奈川県・女性・62歳)
そして、木村については、
「清楚でおとなしそうなのに、鬼気迫る演技を見せてくれる」(静岡県・女性・56歳)
「幸薄そうな感じや、穏やかなたたずまいが好きです」(大阪府・女性・43歳)
といったコメントが集まった。
そんな小池と木村の魅力についてスポーツ紙でドラマ担当の記者はこう語る。
「小池さんは、演技はもちろん、バラエティーでも存在感を出せます。グラビアアイドルから女優へと立ち位置がかわる中、演技について手ごたえを感じた作品として映画『八日目の蝉』をあげています。自分とまったく違う役柄を評価されたことがうれしかったそうです。
木村さんは、演じてきた役柄から“薄幸女性”“不幸役が板についた女優”などの評価をされましたが、本人は“言われるたびに苦しい”と、話しています。どちらかというと男っぽいし、大声でガハハって笑うと話し、世間の持っている印象と素の自分は違う、と主張していました(笑)。
それだけ役になりきれているということなので、俳優冥利に尽きるといえるでしょう」





  
    









