松本自ら店舗に勤務
最初の3か月は予約の電話もなく、閑古鳥が鳴いている状態だったそう。
「現実は厳しいなと思いましたね。そこから、友人や西村知美ちゃんに利用してもらったり、お笑いコンビ『オードリー』の春日さんがテレビでPRしてくれたことで、徐々に予約が入るようになりました」
事業の認知度が広がるまでにおよそ1年を要したという。
「最近は外国の方が多く利用してくれます。もちろん“松本明子”という存在を知らず、ホームページを見て車が気に入ったということで予約してくれるんです。外国の方はバカンスで日本に来るため、1か月かけて北海道から九州まで巡る方もいます。ありがたい限りです。今はキャンプ場じゃなくても、トイレなどが完備されているRVパークや、道の駅で宿泊できたりするので楽しいですよね」
1か月間借りてくれる利用者もいるだけに、大きな利益を出しているかと思いきや、料金は1日3773円からとかなり格安。そんな事情もあってか、
「実は、全然儲かっていないんです(笑)。物価高でも値上げはしていません。自動車保険や点検代、オイル交換など車には大きな維持費がかかります。さらに、デスク業務を行う場所としてアパートを借りていますし、キャンピングカーを停めておく駐車場も費用がかかります。月にかかる経費は、25万円から30万ほどですね」
思うように売上が上がらない原因として、季節も関係しているという。
「桜を楽しめる春や、夏休み期間、紅葉が見ごろの秋が繁忙期になります。一方で、寒い時期には予約が全然入らないので、1年を通して見ると、少し黒字になるかなという程度なんですよ」
芸能の仕事がない限り、店舗に立っているという。
「電話番や車の掃除と点検、お客さまの見送りから、返却時の対応まで自分でやっています。なかなか収支がプラスになりませんが、みなさんに楽しんでもらいたい、喜んでいただきたいのがモットーなので、採算度外視で頑張っています!」
今年6月からはフランチャイズから独立し、『アムズレンタカー』として再出発を果たした。挑戦はまだ始まったばかり。これからもトップスピードで走り続ける!











