2016年12月31日をもって解散したSMAP。仲良しとは言わずとも信頼関係で結ばれていたメンバー間に亀裂が入ったのが、同年1月に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)における独立騒動の生謝罪。リーダーの中居ではなく、土壇場で独立を固辞して“裏切り者”と目された木村が中心に立ったことで、4対1の構図が露呈された。
2016年をもっての解散が発表された8月、同月16日付の日刊スポーツWeb版では、〈SMAP解散の真相(2)〉として、生謝罪後に生じていた“遺恨”を伝えている。
《騒動を生放送で謝罪した直後、本来は温厚で、まとめ役の中居が声を荒らげた。稲垣、草なぎ、香取の3人に向かって「(木村と)口をきくんじゃねーぞ!」と言い放った。謝罪のタイミングや方法に不満を感じ、感情的になってしまった。自分なりにグループをまとめようとしても、思うようにいかない焦りもあったのか、ある収録日では、木村を裏切り者と表現するような発言をしてしまい、スタッフが編集で慌ててカットしたこともあった。》
他媒体でも報じられることになった、年下メンバーの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾に「口をきくな」と命じた、リーダーによる木村を“ハブ”とする発言だった。
SMAP打ち上げで“キムハブ”にされた
「以後のスマスマはメンバー同士が接する機会が極端に減り、ついぞ最終回まで“元に戻る”ことはなかった。そして2026年の大晦日に顔を揃えたのは5人。元メンバーの森且行が呼ばれたにも関わらず、木村がいないまま六本木の焼き肉店での打ち上げパーティーが開かれたのです。
木村が断ったのか、それとも中居が誘わなかったのかはわからない。が、マスコミ各社が張っているのを知った上での打ち上げで、“キムハブ”とも報じられた木村は大恥をかくことになりました」(前出・芸能ライター、以下同)
その後、稲垣ら3人は旧ジャニーズ事務所を退社して『新しい地図』を立ち上げ、同じく中居も『のんびりなかい』を設立。ひとり事務所に残って俳優活動に加えてラジオ番組、新たに動画配信も始めた木村だが、トークで中居に触れることは一切なく、それは“向こう”も同じだった。
「そもそも中居と木村、互いに連絡先を知りませんからね。仮に稲垣、香取や草なぎらメンバーが間に入って仲を取り持ったというなら話は別ですが、あの2人の溝が簡単に埋まるとも思えず、しかもソロでも順調な木村が今さら中居とつながるメリットがない。
報道どおりに、本当に“木村と会えないかな”と求めているのならば何とも虫がいい、中居は自分の言動、仕打ちをすっかり忘れたのかと疑ってしまいますね」
木村との「対話」はファンのためか、それとも自分自身のためか。
 
 
   
    










