これには、嵐らしい意図があるようだ。
「そもそも今回、嵐が再び動き出した最大の目的は、ファンに直接、感謝を伝えるということです。活動を休止した2020年末はコロナ禍の真っただ中で、ファンに会うことができなかったことを悔やんでいたそうです。そのため、テレビなどではなくコンサートやファンクラブといった、これまで支えてきてくれたファンと密に接する機会を最優先にしているといいます」
「大野さんの心身を考えてのこと」
長年、嵐の取材を続けるメディア研究家の衣輪晋一さんによると、
「“ファン思い”なグループは多くありますが、嵐にはそれをより強く感じます。例えば、1日で複数の媒体の取材を5人で受ける際、それぞれにテーマやテンポの違う内容を話してくれます。これは、取材陣のためだけではなく、その先にいるファンが多様な記事を楽しめるようにという意図があるのだと思います」
こうした細かいファンサービスを続けたことで、
「彼らが想像していた以上のブレイクを果たし、くすぶっていた時代から応援してくれた人や、ファンクラブに入るという能動的な行動をしてくれた人に対して、何かを返したいという思いが強いのでしょう」(衣輪さん、以下同)
一方で、派手な露出をしないことには別の理由もありそうで、
「大野さんの心身を考えてのことかもしれません」
嵐の活動休止中は芸能活動をしていなかった大野は、生配信で“精神のリハビリ中”であり、ラストコンサートに向けた体力づくりもこれからだと明かしていたが……。











