目次
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ー “イケオジ”をキープするルーティーンは
Page 2
ー 撮影終わりに毎日サイン色紙を50枚
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ー 松崎しげるも「画家・国広富之」のファン

 

 '70年代から'80年代にかけて、二枚目俳優として一世を風靡した国広富之さん。現在は俳優を続けつつ、人気画家として全国で展覧会を開催している。変わらぬ見た目ながら、情熱を込めて絵画に向けての思いを語る彼に、あのころの思い出と、今後の目標を聞いた─。

“イケオジ”をキープするルーティーンは

 1977年に『岸辺のアルバム』でドラマデビュー。その後も『赤い絆』『噂の刑事トミーとマツ』『ふぞろいの林檎たち』(すべてTBS系)と、話題のドラマに次々と出演し、いずれも個性的な役どころで人気を博した国広富之さん。

 そんな彼も今年で72歳になるが、年齢を感じさせず、いまだに若々しさを保っている。ネットニュースで“イケオジ”と話題になっている国広さんに、若さの秘訣を聞いてみた。

昔はジムで身体を鍛えていました。でも50歳を過ぎたころから運動をやりすぎると、その反動が出るようになって。10日間ハードな運動をしたら、次の10日間を休んじゃうみたいなことが続いて……。これじゃ意味がないと思って、55歳のときにジム通いをやめて、今は毎日の散歩くらいにしています(笑)。

 1時間で5キロは歩いていますね。また、自宅の近くに100段の階段があるので、それを上っています。あとは腹筋と腕立て伏せを、ちょっとハードにやっています」(国広さん、以下同)

 70代を過ぎても“イケオジ”で居続けられているのは、散歩を含め毎日のルーティンの賜物のようだ。

 国広さんは先述したように、数多くの人気ドラマに出演し、いずれも個性的な役を演じてきた。デビュー作の『岸辺のアルバム』では、崩壊していく中流家庭の長男役で、母親や姉の秘密を知る複雑な役。

『赤い絆』では悲劇のヒロインを演じる山口百恵さんの婚約者である外交官役に扮し、『噂の刑事トミーとマツ』では、マツ(松崎しげる)との“迷コンビ”が騒動を起こしつつも事件を解決していくトミー刑事をコミカルに演じた。ドラマ中の「トミコ」というフレーズは日本中を席巻した。