クマ問題の対策は…
最後にクマ対策。秋田県知事の要請で自衛隊の後方支援が始まり、石原宏高環境相は被害地域への専門家の派遣を表明。警察はライフル銃での駆除に乗り出した。
前出の有馬さんは言う。
「被害地域はコロナ禍の再来のように街が静まり返っているといいます。自衛隊は人員が少なく、自衛隊法によって街中で銃を撃つことを禁じられていますし、自衛隊の本来の仕事ではありません。
昔はクマのエサとなるドングリや栗の木を山に植えていました。時代の流れで実利をもたらすことが優先され、クマのエサまで気が回らなくなったのでしょう。専門家派遣はそうした環境悪化などを修正するのに効果的だと思います」
一方、大谷さんは「採点不能」として次のように話す。
「クマが出没し始めたのは8月末ぐらいからですからね。高市首相の失策ではありませんし、対応は迅速にはみえますが、見るに見かねて対応しているように思えます。もう少し猟友会に手厚い対応をしてもいいかもしれません。それと、クマ対策も大事ですが、話題になったシカ発言を取り消せよと言いたいですね」
高市早苗政権始動からの働きぶり「1か月通信簿」 ※週刊女性編集部がピックアップした項目について、各氏に100点満点で評価してもらった。判定は各項目を足し合わせた総合点から算出した平均値
採点項目からは外したが、政治とカネの問題は言うまでもなく0点だろう。企業・団体献金の禁止を求める声が上がるなか、なぜか議員定数の削減に問題をすり替えた。
高い政権支持率で党内反発を封じ、食料品にかかる消費税の減税などを実現してほしい。誰もが安心して新年を迎えられるように……。











