X上で拡散されている、aespaメンバーのニンニンが投稿した“キノコ雲型ランプ”
X上で拡散されている、aespaメンバーのニンニンが投稿した“キノコ雲型ランプ”
【写真】aespaメンバーが投稿した、まんますぎる“きのこ雲”型のランプ

 2025年の紅白司会を務めるのは、3年連続で任される有吉弘行、朝ドラ『あんぱん』でヒロインを演じた今田美桜、同局の鈴木奈穂子アナウンサー、そして6年ぶりに大役に抜擢された綾瀬はるかだ。

 番組公式Xに投稿されたインタビュー動画では、「えっ!? また私に? なんでだろうみたいな」などと、久しぶりの紅白司会に驚いた様子を見せた綾瀬だったが、なるほど「広島県広島市」出身でもあるからか。

 広島市で生まれ育った綾瀬は、祖母の姉を原爆で亡くしている。当事者の話を聞いて育った綾瀬だけに、芸能人になっても戦争、原爆は身近なものとして特集番組やイベントなどで受け継がれた“記憶”を語り続けている。

「2度と核兵器は使ってはいけない」

 2025年8月にもTBSの戦後80年特別番組『なぜ君は戦争に? 綾瀬はるか×news23』に出演し、日本だけでなくアメリカ側の視線から原爆を取材している。また東京都写真美術館で開催された『被爆80年企画展ヒロシマ1945』に来場した際も、

「どの写真を見てもなんでこんなことが起きたんだろうっていう、悲しい気持ちというか、2度とこんなあぶない核兵器は使ってはいけないし、戦争が絶対に起きてはいけないものだなということをまた感じました」

 原爆で焼かれた広島の街、被曝症に苦しんだ市民、そして“きのこ雲”の写真を目の当たりにして反戦争・原爆を訴えたばかり。

「今回の一件でニンニン、asepaからの投稿をめぐる公式見解、説明はなされていません。このまま何食わぬ顔で紅白のステージに立つこととなればさらなる批判は免れず、彼女たちを応援する立場である、そして戦後企画に臨むであろう綾瀬さんの胸中も複雑ですよ。
 
 また有吉さんも安芸郡出身とはいえ“広島愛”は深い。さすがにアドリブで“不謹慎”投稿をイジることはないと思いますが、それはそれでネットからガッカリの声が向けられるでしょう。やはり複雑ですね」(前出・芸能リポーター)

 日中関係を理由にしての出場辞退、それが双方にとって最善の解決策なのかもしれない。