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高市早苗総理大臣、就任後初の会見(2025年10月21日)
高市早苗首相の「台湾有事」答弁をきっかけに、11月18日、日本と中国の外務省局長級協議がおこなわれた。その場で見せた劉勁松アジア局長の“無礼な態度”が動画で拡散し、波紋を広げている。
中国・薛剣在大阪総領事の不適切発言
ポケットに両手を突っ込んで対応する中国の劉勁松アジア局長(中国のジャーナリストShenShiweiさんのXより)
発端となったのは7日の衆院予算委員会での高市首相の発言だ。台湾有事の最悪のケースを想定したうえで「存立危機事態になり得る」と答弁した内容が、中国で激しい批判を呼んだ。
「この答弁を受けて、中国の薛剣在大阪総領事は8日、Xに《その汚い首は一瞬のちゅうちょもなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか》と投稿。現在は削除されていますが、“犯罪予告”と受け取られかねない表現で、外交官として極めて不適切だと指摘が相次ぎました」(全国紙社会部記者)
こうした緊張が続くなか、中国は14日深夜に駐中日本大使を呼び出して抗議。さらに日本への渡航を控えるよう国民に呼び掛ける状況に発展した。
一方で、この動きを“逆に好機”と受け止める声もある。元内閣官房参与の高橋洋一は17日、自身のXで「中国が中国人の日本渡航自粛を言い出したのはラッキー」「オーバーツーリズム是正になるし、経営管理ビザ見直しや不動産規制もやり易くなる」「このまま来ないと不動産没収かもWWW」などと投稿。
日本保守党・北村晴男参院議員も、Xで「日本への渡航を控えて頂き、本当に有難うございます」と同じような見方を示した。
しかし、中国側は歩み寄る姿勢を見せていない。中国外交部は、日本との首脳級会談の予定を明確に否定し、対日姿勢をさらに硬化させている。
















