「事情を知る日テレ関係者の証言によれば、6月20日に打ち合わせと称して日テレに呼んだ国分さんに対して、日テレの弁護士が“番組スタッフにセクハラ行為をしたか”と質問。国分さんは身に覚えがあった2名の女性を挙げて、彼女らに対して飲みの席でボディタッチをしたり、自身の下半身を撮った画像を送るといったセクハラ行為をしていたことを告白。それらがコンプラ違反に該当したため、番組降板に至ったとされています」(ワイドショースタッフ、以下同)
事細かに書かれた記事は大きな反響を呼んだ。
「これまでも関係者の証言による国分さんのセクハラ・パワハラ行為に関する報道は出ていましたが、聞き取り調査の詳細に関しては初めて明かされました。これが事実だとすれば、日テレの調査は事情を知らない国分さんを呼びつけ、突然聞き取りを始め、その場で処分を下しているのですから、一方的だったようにも見えます」
中居のトラブル対応を“反面教師”
少しずつ明らかになるこの騒動をテレビ業界関係者はどのように見ているのか。テレビプロデューサーの鎮目博道氏に話を聞いてみた。
「まず、会見での国分さんの容姿が痩せていたり、声も震えていたりと、これまでの印象とだいぶ変わっていました。あれだと世間の同情を買い“かわいそう”という声も出るでしょう。その点では国分さんが会見を行ったことは、彼にとって意義はあったのかと思います」
鎮目氏は、国分のコンプラ騒動の背景には、2024年12月に報じられた中居正広の女性トラブルを発端とするフジテレビ問題の影響も無視できないと語る。
「フジテレビ問題は、局が加害者側である中居さんのような大物タレントを守り、被害者の女性をないがしろにしたために、世間の顰蹙を買ってスポンサー離れが起きるという、経営に関わるレベルの大事に発展しました。その点、日テレは逆で、国分さんのような大物タレントを切り捨ててでも、被害者側を徹底的に守るような形で、事態の収束を図ったのだと思います」(鎮目氏、以下同)










