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ー 混雑しているなどの事情で移動するのは問題なし

 

 12月4日、あるXユーザーが投稿した写真が話題になっている。

《初めて見た ホームに降りて移動するのって何がダメなん?》

 という文章とともに、「ホームに降りて車両の移動はご遠慮ください」と書かれた東京メトロ有楽町線の車内モニターの写真が添えられていた。

混雑しているなどの事情で移動するのは問題なし

 この投稿は12月9日現在1692万回表示され、引用リポストやコメント欄ではさまざまな意見が飛び交っている。

案内表示には具体的な理由が記載されていなかったことで、“降車駅の利用する出口に近くなるようにやったことがあるけど、マナー違反だったんだ”と驚く人がいる一方、“降車なのか乗車なのかわからなくて乗務員が閉扉できないからでは?”と、電車の運行に影響が出るためと指摘する人もいました」(鉄道系ライター)

 そこで東京メトロに、「ホームに降りて車両を移動することを控えてほしい」理由を聞いた。

ご乗車されているお客さまが乗り換えが便利になるなどの理由で、途中駅で他の車両に乗り移ると、乗務員が乗車するかの判断がつかずドアを閉めるタイミングが分からないため、その間の停車時秒が増えたり、慌ててご乗車いただいた際にドア挟みが発生することがございます。

 そのためお客様の安全及び安定輸送の観点からお止めいただくよう、車内モニタや車内放送にて注意喚起をしております。なお、混雑しているなどの事情により車両を移動されることまでご遠慮いただくものではございません

 記者は通勤の際に東京メトロを利用するものの、該当の案内を見た記憶はなし。特定の路線や時間帯のみに表示しているのか?と質問したところ、

搭載していない路線もありますが、今後順次搭載していく予定です。搭載路線につきましては、適宜、表示・自動放送を行っております。搭載していない路線につきましては、随時肉声放送により対応しております

 また東京メトロでは、

雨が降っているまたはやんだ場合は傘忘れ防止放送。優先席のご案内(優先席を必要とされるお客様への配慮)。携帯電話の利用についてのお願い(マナーモード設定・通話はご遠慮ください)」

 といった、注意喚起も行なっているとのことだった。

東京メトロ車内で表示されているそのほかの注意喚起 撮影/編集部
東京メトロ車内で表示されているそのほかの注意喚起 撮影/編集部

 東京メトロ駅構内や「メトロ文化財団」公式サイトでは、ポップなイラストを使用したマナーポスターも掲載中。

 ついついやってしまいがちな行動がまとめられているだけに、車内案内やマナーポスターを参考に、東京メトロが掲げるスローガン『いつでも だれでも いいマナー!』で電車を利用したいものだ。