“レジェンド”の先輩はどう考えているのか。アジア人初のメジャーリーガーの村上雅則(まさのり)さんに聞いた。
室内練習場にいた大谷くん
「ロバーツ監督はWBCで投手をやってほしくないと言っていましたが、私もやめたほうがいいと思います。シーズン前の調整の段階で、ひじをまたケガしたら投手としては終わり。まだ、あと3年は投手としてやってほしいですし、打って投げてという姿を見たいです」
メジャーのシーズンではどうなのか。心配と期待を語った。
「WBCはありますが、大谷くんはしっかりコンディションの調整ができる選手なので大丈夫でしょう。いちばん怖いのがケガ。スライディングをしたときやデッドボールを受けて故障してしまうのが心配です。
打者としてはホームランを40本打てば合格で、欲をいえば50本。その間の45本は打ってほしいですね」(村上さん、以下同)
2026年2月に発売される大谷翔平の絵本『デコピンのとくべつないちにち』(ポプラ社のHPより)
日本人メジャーリーガーの先輩から見ても大谷の活躍は“規格外”のようだ。
「2025年の3月に、東京ドームでの開幕戦に行ったとき、スタッフに呼ばれて室内練習場に行ったら大谷くんが打撃練習をしていました。邪魔になったら悪いからと声はかけられなかったけどね。
私がメジャーでプレーした60年前には、こんなに活躍する選手が出てくるとは思わなかった。国民栄誉賞の検討もあるかもしれないけど、それは現役が終わってからにしてほしいですね。今だと本人もプレッシャーを感じてしまうかもしれないから」
2026年は、いったいどんな“SHOW TIME”が待っているだろうか。











