大河ドラマに朝の連ドラ、民放各局による話題作に異色作まで。今年もさまざまなドラマが誕生し、善かれあしかれ世をにぎわせてきた。そこで、30代~60代の男女1000人にアンケート。2025年の「がっかり」ドラマは何ですか?
漫画家でドラマウォッチャーのカトリーヌあやこさんと共に、ランキングを発表しよう。
謎が多すぎてついていけなくなった?
がっかりドラマのランキング。ワースト5は─。
5位は『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)。
「エスパーとしては中途半端な物語だった」(神奈川県・67歳・男性)、「都合よく進む展開に飽きがきた。コメディー色が強すぎ」(愛知県・33歳・男性)、「設定は面白いのに内容がふざけすぎ」(大阪府・49歳・男性)と、25票。
ヒットメーカーの野木亜紀子脚本、主演は大泉洋と、人気者を集めたものの、
「花を咲かせたり動物と話せたり、緩い超能力者の話かと思っていたら、地球が滅ぶようなシリアス展開になって驚き」とカトリーヌさん。イメージしていた物語とのギャップに戸惑った、と振り返る。
「それはそれで面白いのだけれど、謎が多すぎて、いきなり見ると全然話がわからない。うかつに途中から入れない。それで脱落してしまった人も多かったのではないでしょうか」
4位は「よかった」部門でトップの『あんぱん』。
「描写が安っぽく改悪されていてがっかり」(大阪府・36歳・女性)、「やなせさんがあまり良く描かれていなかった」(三重県・40歳・女性)、「やなせさんを主人公にしたほうが良かった」(愛知県・64歳・女性)と、43票。
「みなさん興味があるのは、やなせさんがどうやって作品を生み出してきたかということ。でも奥さんが主人公なので、彼女の姉妹の恋愛だとか、余分なエピソードが入ってくる。それよりもっとやなせさんの人生を見たい、という方がいたのでは」とカトリーヌさん。やなせ夫妻をモデルとしたオリジナルストーリーで、事実と反する部分もあった。
「積極的なのぶとちょっと情けない嵩が子ども時代に出会い、物語が始まる。でも史実は違って、2人は大人になってから新聞社で出会う。そうした創作部分に違和感を覚えるところがあったのかも」
















