12月21日に放送された『M-1グランプリ2025』(朝日放送制作・テレビ朝日系)で審査員を務めたかまいたちの山内健司のふるまいが称賛を集めている。
山内だけがドンデコルテに投票
「今大会ではエバース、ドンデコルテ、たくろうの3組が最終決戦へ進出。たくろうが優勝を果たしました。審査員9名中8名がたくろうへ投票する“ほぼ圧勝”の流れでしたが、山内さんだけはドンデコルテに投票したのです」(スポーツ紙記者、以下同)
ネット上では山内の行動は意図的なものと見る声が多い。
《山内さんがドンデコルテに1票入れてなかったら予選順位的にエバースが2位になってたから、準優勝をはっきりさせるためにも良い選択だったんだなと思う》
《ミルクボーイが優勝した年に、松本人志さんが「優勝はミルクボーイで明らかだったけど、誰が準優勝か確定させるためにかまいたちに入れた」的なこと言ってたけど、その役割を山内さんが担った感じかな》
こうした声が聞かれる理由を放送作家が指摘する。
「かまいたちの山内さんはラストイヤーとなる2019年に最終決戦へ進出。優勝を目指しましたが、ダークホース的存在だったミルクボーイが会場の空気を包み込み、審査員7名中6人の票を獲得し優勝を果たします。そこで、唯一かまいたちに投票したのがダウンタウンの松本人志さんでした。
今回の流れも、決勝戦へ初出場となったたくろうのネタやキャラクターが“ハネる”形となりました。山内さんは松本さんにならって、全体の流れを読んでドンデコルテへ票を入れたように見えます」
ファーストラウンドではエバースが870点で1位を獲得。2位はたくろうの861点、3位はドンデコルテの845点だった。
「仮に審査員全員がたくろうに投票した場合、ファーストラウンドの得点をふまえてエバースが準優勝となっていたはずですが、山内さんの投票によりドンデコルテが準優勝となりました。山内さんとしては優勝を決めるよりも“2位の位置づけをしっかりさせる”意識が働いたのかもしれません」
『M-1』は注目度が高く、出場者はもちろん審査員に対してもコアなお笑いファンからの厳しい視線が注がれる。その中で山内のコメントは的確だと評判が高いが、投票でも山内はしっかりと自分の仕事をこなしたようだ。
















