MLB事情に詳しいスポーツライターが騒動の真相を解説する。
「この回にタイガースに逆転を許したリンですが、きっかけとなったのがコディ・クレメンス(29)のライト前ヒット。ところが内野は極端なシフトを敷いており、本来ならばセカンドゴロで打ち取ったはずのリンだけに、指揮官ら首脳陣が出した指示に納得いかなかったのでしょう。
怒りおさまらず捲し立てるリンに、ダグアウトでなだめていたマクユーイングコーチもついには“勝手にしろ”とばかりにお手上げ。そんな選手とコーチのいざこざがバッチリ中継されてしまったのです」
元所属選手が規律の乱れを“告発”
2023年8月には選手による“告発”もあった。すでに敗戦を重ねていたホワイトソックスは、シーズン途中でベテラン選手らの放出を始めたのだが、これを不服としたのか、ニューヨーク・ヤンキースに移籍したキーナン・ミドルトン投手(32)がぶちまけた。
「なんでもミドルトンによると、ホワイトソックスには“試合中に居眠りをする、ミーティングに出ない、守備練習に参加しない選手もいる”との、チーム内で生じているという規律の乱れを“ノー・ルール”として断罪したのです。
この“告発”に猛反論したGMリック・ハーン(54)ですが、同シーズンをもって成績不振を理由にチームを解雇されています。当時は試合中の乱闘騒ぎもあったばかりでチーム状況は最悪。大方が“事実だろう”と見做していました」(前出・スポーツライター)
ホワイトソックスとの契約合意で、チームではルーキーにして2番目の高級取りとなった村上。仮に年俸に見合った活躍ができなければ、ファンだけでなく、チームメイトからもブーイングが起きるかもしれない。











