「心技体そろっていた」横綱

 第5位は“若貴兄弟”のお兄ちゃんこと、若乃花 勝だ。

 横綱に上り詰めた強さはもちろんのこと、やはり「若貴兄弟の出現」に言及する声が多い。相撲に興味がなかった層も取り込んだのは、紛れもなく若乃花と貴乃花の功績だろう。とくに若乃花はその愛嬌あふれるキャラクターで、引退後も人気を集めている。

「土俵際での強さがあったから」(北海道・55歳男性)

「それまで相撲に全然興味がなかったのが若貴兄弟の出現で相撲のとりこになった」(神奈川県・83歳女性)

兄弟で横綱となり、相撲ブームを牽引した若乃花と貴乃花。当時、老若男女がふたりの一挙手一投足を追いかけた
兄弟で横綱となり、相撲ブームを牽引した若乃花と貴乃花。当時、老若男女がふたりの一挙手一投足を追いかけた
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 第4位は、史上最年少となる21歳2か月で横綱に昇進した・北の湖

 新三役からわずか6場所で横綱に昇進、幕内優勝24回と凄まじい強さを誇った北の湖には「憎らしくなるほど強い」との評価が相次いだ。強さとその太々しい表情も相まって“ヒール(悪役)”となるも、他の追随を許さない圧倒的な強さは今もなお多くの人に支持されている。

「憎らしくなるほど強すぎて、自分の知る中では最強の力士」(東京都・62歳女性)

「憎まれ役で気の毒だったけど、とにかく強かったねえ」(兵庫県・71歳男性)

 第3位は、昭和30~40年代にかけて絶大な人気を誇った横綱・大鵬だ。

 強さだけでなく、品格も備えた人柄とその甘いマスクに当時の日本は熱狂。アンケートにも「心技体そろっていた」「品位がある」「人柄がいい」と褒め称えるコメントが並んでいる。また、当時の子どもが好きなものを3つ並べた「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉が大流行。大鵬がいかに国民のスターであったかがよくわかるエピソードだ。

「強かったし、強いだけではなく品位があったと思う」(福島県・72歳男性)

「心技体共にそろった横綱であったから」(東京都・80歳男性)

「人柄もよく強い横綱で、“巨人、大鵬、卵焼き”と言われていた」(秋田県・66歳女性)