堀田一郎氏の名前も浮上

「まず、ヘッドコーチについては『間違いなくヘッド的存在は由伸じゃないかな』と、巨人の監督経験もある高橋由伸氏を予想。投手コーチは上原浩治氏の名前を挙げ、『ここはやっぱここ外せないんじゃないかな』と語りました。他にも、バッテリーコーチに村田善則氏、守備走塁コーチには一軍での実績が乏しい堀田一郎氏の可能性を指摘するなど、松井氏に近しい人物を熟知している尚成氏ならではの“本気の人選”でしたね」

 “松井監督”については、昨年11月に上原のYouTubeチャンネルでも語られたことがあった。この時は、松井氏や清原和博氏、工藤公康氏といった2002年の優勝メンバーが集結。

 そこでも工藤氏が「いつかその姿を見てみたいと強く思っています」と語り、清原氏も「いつかそういう日が来るのを見てみたい気はありますよね」と後押ししていた。

「特に、長嶋さんが亡くなって以降、松井氏を取り巻くOBたちの結束は非常に強固になった印象です。松井氏はヤンキースのマイナーで巡回コーチを務めるなど、指導者としての適性は故・野村克也氏ら名将からも『将来は監督にならなきゃいけない』と太鼓判を押されてきました。人格者であり、メジャーと日本の両方を知る彼が監督になれば、優勝から遠ざかっている今の巨人に新しい風を吹き込むのは間違いありません」

 一方で、気になるのは現在の阿部監督の心中だ。松井氏より一足先に監督として巨人を背負う立場になった阿部監督にとって、偉大な先輩である松井氏の“巨人宣言”は刺激にならないはずがない。

 阿部監督も現役時代から松井氏を尊敬し、松井氏もまた「阿部監督を何年でもやってほしい」とエールを送っているが、もしV奪還に苦しむようなことがあれば、この強力すぎる“次期監督候補”の存在は阿部監督にとって大きなプレッシャーになるだろう。