「準備をしっかりできて今年に関してはいいキャンプ、自主トレをしてきて、ここまでは順調にきていると思います。でも、いろんな身体の反応っていうのは起こります。気をつけながらもグラウンドに出たら目一杯やるって感じで、今のところはいい感じで来てるとは思います」
プロ41年目を迎える2026年シーズン、J3・福島ユナイテッドに加入した三浦知良選手(58)が5年ぶりにJリーグに参戦する。
開幕に向けて1月19日から静岡県御前崎市でキャンプをスタートさせたチームは、20日に練習を公開。練習後にはカズも報道陣の囲み取材に応じ、新シーズンに向けての抱負と、自身の調整状況を述べた。
2月26日に59歳の誕生日を迎える、還暦を前にしてもなお一見、全盛期と変わらない肉体を維持しているカズ。しかし、親子ほどに歳が離れたチームメイトとプレーすると、やはり出足が遅く動きにキレがないように見える。
「最後まで諦めない、技術を生かした自分らしいプレーをしていけたら」と、カズ自身も衰えを自覚しているのか、「技術」を重視するプレースタイルを強調した。
昨季までJリーグ下部組織の「JFL」、いわゆるアマチュアリーグに所属するアトレチコ鈴鹿クラブに在籍したカズ。2024年は11試合、2025年は7試合で計59分間の出場にとどまり、いずれもゴール数はゼロで終わった。
それでも複数クラブからのオファーが絶えない理由について、国内サッカーを取材するスポーツライターは、
「還暦までと言わずに“60歳を超えても現役でプレーしたい”と話している通り、オファーがある限りは現役続行の意思を見せているカズ。ただ戦力というよりも、クラブ宣伝や客入りを期待する“広告塔”としてのオファーが現実でしょう。
大変なのはチームメイトや相手選手ですよ。回復機能も衰えているであろう現状、練習や試合で大怪我させようものなら、すなわち即“引退”の可能性もある。JFLでは、カズがボールを持ったら途端に周囲のチャージが弱まるようにも見えました。ネットではこれを“接待プレー”などと揶揄されています」
J3・福島がカズを獲得した理由
そんな“気遣い”を知ってか知らずか、現役にこだわってボールを蹴り続ける“キングカズ”。しかしながら、今季からプレーするのはプロリーグJ3だ。
「もちろんJFLも真剣勝負ですが、J2への昇格がかかるJ3では相手チームの目の色が違います。カズが試合に出ようものならチャンスとばかりにボールを奪いにくるでしょうし、当然コンタクトも激しくなって怪我のリスクも高まります。
福島はオファーした理由をプレーだけではない、コンディショニングやメンタリティーなどの“プロフェッショナリズム”を挙げていましたが、対峙する選手たちは59歳のカズのことをどう思っているのやら」(前出・スポーツライター)
調整が順調ならば22日、地元・静岡産業大との練習試合でデビューするカズ。大学生にとって「おじいちゃん」にも映りかねないカズが、どんな老獪なプレーを見せるのだろうか。
















