MBS『よんチャンTV』の放送内容に怒りを滲ませた日本維新の会・藤田文武共同代表(公式Xより)
MBS『よんチャンTV』の放送内容に怒りを滲ませた日本維新の会・藤田文武共同代表(公式Xより)
【写真】藤田代表らが怒りを示した、MBS番組「強くてこわい日本」になる政党

 実は武田氏、自身のXプロフィール欄でも【中国外交と日本の政局に精通】とあるように、TBS時代には北京特派員を務めた経験もあり、大学でも中国文学を専攻していた“中国通”だ。中国国内の政治事情や、日中関係の問題においてMBSを含めたTBS系列でたびたび解説を務めている。

 2025年11月、日中関係悪化の発端ともされる高市早苗首相(64)による「台湾有事発言」の際にも、やはりMBSニュース番組に出演。台湾と中国の内政問題であることを踏まえた上で、武田氏は「きっとこれが高市総理の本音なのです」と断言してみせた。

 また高市発言に向けたとされる、中国総領事による【勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない】との、一部では“殺害予告”とまで問題視された、Xでの過激投稿でも独自解説をしている。

中国の「ノリだと受け止めても良い」

 コミュニティアプリ『FINANCIE』にて、2025年11月11日に【国会王子 武田一顕のよろしくどうぞ】との見出しで記事投稿。自身も北京に滞在した経験も踏まえて、中国では喧嘩をした際に「下品な言い回しをする」のが一般的との前置きし、

【今回の「首を斬ってやる」という表現も、日本語として許しがたいのですが、実は中国ではさほど珍しくない侮蔑の言葉や表現。「ぶっ潰してやる!」くらいのノリだと受け止めても良いかもしれません。だから、殺害予告という表現は当たらないという現実があります。】

 公人の立場である総領事として「行き過ぎた無礼な発言」とはしつつも、中国では過激発言でもなんでもない、“ノリ”発言だとする擁護ともとれる私見を述べていた。

 しかしTBSといえば、1月20日放送の『ひるおび』でも約80分間にわたって高市首相批判を繰り返したことで、視聴者からXで《印象操作》などの意見も上がったことが話題になっている。そんな中での系列番組での“偏向”を思わせる内容だっただけに、余計に火に油を注いでしまったようだ。

 1月23日、『よんチャンTV』は番組冒頭であらためて訂正と謝罪をすると、金曜レギュラーとして出演した武田氏も「こわい」と表現した“真意”について、「日本国民にとって脅威になる」という意味ではなく、

「軍備を拡大している中国やロシア、北朝鮮などから見て“手ごわく、簡単には侮れない日本を志向している”という意味で用いた表現でした。私は外交安全保障上の抑止力や、大国への姿勢といったニュアンスで“怖い”と話しました」

 と釈明。選挙関係者、そして視聴者に頭を下げた。

 氏の言葉の真意を借りるなら、野党は日本の脅威となりうる中国やロシア、北朝鮮に対して「優しくて穏やか」なのだろう。