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ー 中道改革連合が“謎のアピール”

 異例の“超短期決戦”となった今回の衆議院選挙。2月8日に投開票を控え各陣営の選挙活動も活発になっているが、SNSなどでは選挙期間が中学・高校・大学の入試が集中する受験シーズンを直撃することに懸念の声が続出している。

 選挙活動が始まるとさまざまな場所で見られるのが「選挙カー」だ。街中を走り、立候補者の名前や公約を拡声器でアピールするのだが、その音が受験生の集中力低下を招くのではないかと心配されている。

中道改革連合が“謎のアピール”

「以前から選挙カーの音については“うるさい”“迷惑”といった声が上がっていましたが、さらに今回は子どもたちの今後を左右しかねない受験シーズン。公職選挙法には、学校や病院などの周辺では“静音を保持しなければならない”と定められているものの、あくまで努力義務でしかありません。しかし今回は、より一層デリケートに対応することが求められています」(全国紙社会部記者)

 この懸念に、茨城県の選挙管理委員会は立候補予定者説明会で私立中学や私立高校の試験日などが書かれた一覧を配布。受験生に配慮した選挙活動を行うよう、各陣営に求めている。

 また、東京私立中学高等学校協会も、1月23日付で試験中の静かな環境の保持を各陣営に要請。選挙カーで拡声器を使用する際や、街頭演説の人だかりなどについて“特段の配慮”をするよう求めた。

《選挙カー、うるさいですよね?》とアピール投稿をした中道改革連合(公式Xより)
《選挙カー、うるさいですよね?》とアピール投稿をした中道改革連合(公式Xより)

 受験生への配慮は立候補者側からも。チームみらいは1月26日にX(旧ツイッター)を更新。《未来を担う学生さんの受験を、選挙カーの音などで妨害しないよう中学・高校・大学の受験マップを公開しました》と、衆院選投票日までの受験地マップを添付した。マップは「1月東日本」「1月西日本」「2月東日本」「2月西日本」に分かれており、チームみらいは《ぜひ他党の方にもご利用いただきたく、よろしければ拡散をお願いします》と呼びかけている。その一方で……。

「ここで“謎のアピール”を始めたのが中道改革連合です。中革連は27日、Xで《選挙カー、うるさいですよね?》から始まるポストを投稿。《学生や赤ちゃんの安眠を邪魔しません》として『1.学校・塾周辺は完全消音』『2.お昼寝タイムはサイレント』『3.病院周辺は静かに』と3つの約束を掲げ、《名前を売るより、あなたの生活を守る。それが #生活者ファースト》とアピールしました」(前出・社会部記者)

 この投稿に対して、リプライ欄は「なんで急に受験と関係ない話をしだしたん?」「お昼寝タイムって家庭によって異なるんだけど一体何時を想定してるの?」「病院周辺は静かにって当たり前すぎて」「塾って駅前にたくさんあるよね。駅前で街宣やらないって認識でOK?」「そこまで言うなら家庭学習の時間にも配慮しろよ」「“完全消音・サイレント・静かに”の違いがわからん」など、有権者からツッコミの嵐に。

 中改連が約束を忠実に守ると、街宣活動ができる場所はかなり限られる。果たして、本当に守ることはできるのか――。