目次
Page 1
ー 『名探偵コナン』と『僕のヒーローアカデミア』のコラボで
Page 2
ー 中国メディア『極目新聞』は厳しく糾弾

 コミックスの累計発行部数2億冊超え、テレビアニメはもちろん毎年作られる映画も大ヒットを飛ばす『名探偵コナン』。海外での評価も高く、お隣の国・中国でも長年テレビシリーズが放送されるなど人気の作品だ。だが、その中国で今『名探偵コナン』が炎上しているという。

『名探偵コナン』と『僕のヒーローアカデミア』のコラボで

『名探偵コナン』を連載する小学館『週刊少年サンデー』公式HP
『名探偵コナン』を連載する小学館『週刊少年サンデー』公式HP

 きっかけは『名探偵コナン』テレビアニメ放送30周年と『僕のヒーローアカデミア』テレビアニメ放送10周年を記念した、スペシャルコラボにあった。

「Wメモリアルイヤーを記念して、『名探偵コナン』の青山剛昌先生が“ヒロアカ”の緑谷出久を、『ヒロアカ』の堀越耕平先生が“コナン”の江戸川コナンを描いたイラストが発表されました。さらに、コナンとヒロアカがコラボしたスペシャルPVも公開。お互いのファンにとってはたまらないコラボですが、『ヒロアカ』には中国で炎上した過去が……。どうやらそれがまた掘り起こされているようですね」(出版社広報)

『ヒロアカ』の炎上とは、2020年3月3日発売号の『週刊少年ジャンプ』第10号で初出したキャラクター「志賀丸太」を巡るもの。志賀丸太の“悪の組織の医師”という設定、そして「マルタ」という名称が、中国で《旧日本軍731部隊がおこなった人体実験を想起させる》と批判を浴びることとなったのだ。

 批判の声は世界中に拡散され、作者の堀越耕平はすぐさま《命名にあたり、そのような意図を込めたつもりはありませんでした》と謝罪のポストを投稿。集英社からも謝罪文を掲載し“命名は全くの偶然”である旨を説明したが、騒動は収まらず拡散し続けてしまった。とくに731部隊の犠牲者が多いとされる中国では、強い反発感情を抱く人が多かったようだ。

 そして今回、『名探偵コナン』と『僕のヒーローアカデミア』のコラボによって批判が再燃。中国のSNSでは《中国に対しての侮辱だ!》《このコラボは絶対に許せない、ボイコットしよう》《コナンは中国市場を失ったな》などと批判の声が続出する事態となっている。